FASHION
2020.8.08
《最高気温別の服装》気温に合わせた服選び・コーデのコツは?便利なアプリも紹介♡
毎日天気と最高気温・最低気温をチェックしていても「今日は服装選びをまちがえた」という経験が一度はありますよね?
この記事では、気温ごとにどんな服装がちょうどいいのか、具体的なコーディネート例と一緒にご紹介します!
パーソナルスタイリストの高橋愛さんに、どんなアイテムを合わせるとよいかも教えてもらいました!
季節や気温に合わせた服装で失敗しがちな人や、次のシーズンに向けてどんなアイテムを買い足すか迷っている人も必見の情報満載ですよ♪
最高気温別!おすすめの服装・コーデ
さっそく一日の最高気温別に、おすすめの服装とコーデをご紹介します!
文中で述べている月ごとの最高気温・最低気温のデータは、2019年東京の気象情報をもとにしています。
参考:
気温について
東京 2019年(月ごとの値) 詳細(気温・蒸気圧・湿度)
35度以上!猛暑日・酷暑日の服装・コーデ
気象庁は最高気温35度以上をマークした日を「猛暑日」「酷暑日」としています。
そんな、夏の特に暑い日にするべき服装のポイントは以下です。
- 通気性のいい素材を選ぶ
- 熱を吸収しづらい色をチョイス
- 汗が目立ちやすい色の服は避ける
- 帽子や日傘で紫外線&熱中症対策!
- 冷房対策も忘れずに
高橋愛さんからアドバイス♡35度以上の猛暑日は何しろ身体に熱がこもらないようにするのが第一。
風通しの良いリネン素材やコットン素材がオススメです。
猛暑日と言われるような日は、見た目の涼しさを取って肌を出せば良いかというと逆効果。
ここまで高温の日は1枚軽めの生地で覆った方が涼しいので、リネンのシャツやUVカットのカーディガンなど1枚持っていると便利ですよ。
出典: #CBK
大人になると敬遠しがちな脚見せコーデも、気温35度の日なら思い切ってチャレンジできそう。
Tシャツとビーサンを合わせると少年のようになりがちなので、カラーで大人顔に。
出典: #CBK
さらっとした生地感のワンピースは、着心地も見た目も涼しくて35度を超える暑い日にぴったり。シンプルなアイテムなので、小物でおしゃれさを上乗せするのを忘れずに。
出典: #CBK
気温35度を超える猛暑日の服装には、紫外線&熱中症対策という視点も大事です。
帽子や日傘で直射日光を遮るだけでもかなり変わります。
30度~34度の真夏日の服装・コーデ
最高気温30度~34度の日を、気象庁では「真夏日」としています。
8月の天気予報でよく聞くワードですが、まさに8月の平均最高気温がこのゾーンです。
基本的には先に解説した猛暑日と同じように、下記のポイントをおさえましょう。
- 通気性のいい素材を選ぶ
- 熱を吸収しづらい色をチョイス
- 汗が目立ちやすい色の服は避ける
- 帽子や日傘で紫外線&熱中症対策!
- 冷房対策も忘れずに
高橋愛さんからアドバイス♡夏らしいおしゃれを1番楽しめるシーズンです。
暑い夏でもおしゃれを楽しむには涼しげな見た目も大事ですよね!
ピアスやリングなどアクセサリーも夏ならではのチョイスをして楽しんでみては?
透明なパーツを使ったものなど取り入れてみても夏らしいおしゃれを楽しめると思います。
注意することばかりでなく、夏らしいアイテムを思い切り楽しめるシーズンでもあります。
かごバッグやストローハット、クリア素材のアクセサリーなど、ファッションにも季節感を持たせましょう。
出典: #CBK
服装はもちろん、小物でも涼しさを。
帽子は日焼け&熱中症対策としてぜひ取り入れたいアイテムです。麦わら帽子などの通気性がよくつばが広いものなら、蒸れずに顔の日焼け防止にもなります。
出典: #CBK
ショートパンツで脚を出している分、トップスはシャツにして全身のバランスを調整。
クリア素材のショルダーバッグとあわせてトレンド感を出しています。
25度~29度の夏日の服装・コーデ
天候のいい5月や6,7月の梅雨時期、気温のピークがすぎた9月ごろの平均最高気温が、この25度~29度のゾーンです。
出典: #CBK
基本的に、半袖や八分袖で快適に過ごせます。
汗じみが気になる真夏の日には着るのをためらうグレーやパステルカラーのTシャツも、あまり気にせず着られます。
日焼け対策を忘れがちな季節なので、さっと羽織れる薄手のガウンやカーディガン、シャツワンピなどを持ち歩くと良いでしょう。
高橋愛さんからアドバイス♡真夏を超えると気持ちはもう秋に向かってくるこの時期。
かと言ってまだ気温は暑いので、軽やかな素材で秋色のものを取り入れて少し早めの秋気分を楽しんでみては?
この時期は意外と残暑も厳しいので、足元はサンダルでもOKです!
サンダルの時は真夏のコーディネートにならない様にお洋服のカラーに気をつけてみると良いですよ。
出典: #CBK
25度~29度が最高気温の時期なら、日中は半袖で快適に過ごせます。
本格的に暑い時期には汗染みが気になってなかなか着れないグレーのTシャツも着やすい気候と言えるでしょう。
出典: #CBK
わざわざ羽織れるものを持って出るのはちょっと…という人は、長袖を着るのもあり。
春・秋の最高気温26度だと日差しが強い日も多いので、しっかりした生地の長袖だと昼間は暑く感じそう。
薄手のものや透け感のあるものを選んだり、袖をまくったり、サンダルを合わせたりと、涼しげな服装を意識するとちょうどいいコーディネートに仕上がります。
出典: #CBK
シンプルなティアードトップスがとってもキュートです。
スキニーパンツでボリューム感のコントラストをつけて着るのがおすすめ。
足元はバレエシューズでスタイルアップ効果を狙ってみましょう。
20度~24度の服装・コーデ
4、5、6月の過ごしやすい日や10月あたりの平均最高気温が、この20度~24度の気候です。
出典: #CBK
スッキリと着こなせる長袖のトップスや、半袖のトップスと薄手の羽織りものを合わせるのがおすすめです。
明るめの色や透け感があるリネン素材で軽やかさを意識すれば、この季節にぴったりな爽やかなコーデに仕上がります。
ニットやもこもことした素材の洋服は、少し暑苦しい印象になってしまうのでなるべく避けましょう。
高橋愛さんからアドバイス♡この時期はアウター無しでおしゃれを楽しめ、比較的1番おしゃれを楽しめる時期ですよね。
1枚でポイントになるお洋服も映えるので、ちょっとデザインのあるもので楽しんでみるのもオススメです。
この時期はデニムのジャケットなど着丈の短い軽めのアウターを持っていると便利!
しっかり着ても良いですし、肩に引っ掛けておしゃれを楽しむコーディネートがしやすい時期でもあるので、着こなしの変化を楽しんでみてくださいね。
出典: #CBK
大人女性のヘビロテアイテム、テーラードジャケットは春・秋の羽織りものとして大活躍。
定番の黒やネイビーのジャケットでもいいですが、明るめの色やリネン素材で軽やかさを持たせてみては。
出典: #CBK
さらっと羽織れるロングガウンは、服装に悩みがちな20度~24度の時期にぴったり。
こっくりとしたオレンジブラウンも、透け感があることで爽やかに着こなすことができますね。
15度~19度の服装・コーデ
平均最高気温15度~19度というのは、春のはじめである3月~4月頃、秋が深まった11月ごろです。
気温が下がる朝や夜に備えて、薄手のアウターでさらっと防寒するのが正解です◎
高橋愛さんからアドバイス♡意外と寒いこの時期。しっかり重ねつつおしゃれを楽しみたい時期です。
厚手のニットはもう違うかな、というこの時期ですがまだ肌寒い日も多いので温度調整ができるような着こなしが必要です。
薄手のものを何枚か着てレイヤードスタイルを楽しむのがオススメですよ。
出典: #CBK
春・秋のライトアウターの定番といえばトレンチコート。
朝は冷えるけど日中はぽかぽか…という日も、着方次第で体温調節がしやすいですよね。
出典: #CBK
あえてアウターは使わず、シンプルなスウェットにスカートの身軽なコーデもありです。
寒がりさんや、朝夜の最低気温をマークする時間も外に出る人は、ストールやスヌードがあると安心ですね。
出典: #CBK
ライトにヘビロテできるアウターといえば、デニムジャケットも欠かせないアイテム。
マニッシュにもフェミニンにも、また春秋どちらのシーズンのコーデにもはまります。
10度~14度の服装・コーデ
12月~2月、冬真っただ中のこの季節の平均最高気温が10度~14度です。
ニットやブーツ、厚手のアウターを投入して。
高橋愛さんからアドバイス♡真冬はとにかく温かさを重視したいですよね。かと言ってモコモコしてしまうのは避けたいところ。
よく着るニットのボリュームとコートのゆとりが合っていないと、すごく太って見えてしまうので、コートの選び方に注意です。
温かいけどスッキリ!見えるコーディネートを目指しましょう。
出典: #CBK
冬物の見た目から暖かいコーディネート。
ダークトーンが多いと冬っぽすぎる服装になってしまうので、軽やかなカラー多めでまとめると人と差がつくファッションに。
出典: #CBK
最高気温が10度台前半ということは、最低気温をマークする朝や夜はさらに冷え込みます。
コーディネートにマフラーや手袋を投入してもOK!
あまりモコモコさせたくないとき、またはそこまで最低気温が下がらない日は、厚手のニットやタートルネックニットを取り入れて、防寒アイテムを引き算する、というのもおすすめです。
出典: #CBK
小春日和の陽気の日なら、足元をパンプスやローファーにして少しだけ素肌を見せてもOK。
1度~9度の服装・コーデ
最高気温が1度~9度の日は、冬の時期でも特に「今日は寒い」と感じる日。
なかでも最低気温が0度未満になる日を「冬日」と言って、かなり冷え込むことが予想されます。
体調のためにも、しっかりと防寒が必要になります。
寒さの厳しい日の服装選びのポイントは以下です。
- 風を通さないように
- 首元は暖かく
- 暖かアンダーウェア
高橋愛さんからアドバイス♡この時期は見えないところでの防寒が、ものを言います。
今は裏起毛のタイツやアンダーウェア、スリップなど色々揃っているので、そういうものも上手に取り入れて真冬のおしゃれを楽しみたいですね!
温かさを感じるには空気の層を沢山作ることなので、厚手のニット1枚より薄手のニットを重ねた方が温かさがUP!
スッキリ見える重ね着で寒さを乗り切りましょう!
冬物のコートやダウンでしっかり防寒したコーデ。
肌見せなども最小限に抑えて、できるだけ風を通さないようにしましょう。
出典: #CBK
寒さが厳しい季節は、首元をはじめ手首・足首の3首を隠した服装を意識しましょう。
いくら厚手の服を着ても、首元などがあいているだけで体温が下がりやすいです。
防寒を意識した服装はどうしても着膨れしがちですよね。防寒はしつつ大人っぽいシルエットは諦めたくない!そんな欲張りな大人女子におすすめなのが、ガウンコートです。ガウンコートの前をキュッと締めることで、暖かさはもちろんスタイルアップ効果も狙えて一石二鳥です。
最高気温が0度以下…!氷点下、真冬日の服装・コーデ
最高気温が0度以下、氷点下になる日を気象庁では「真冬日」としています。
真冬日を記録しない地域の人も、北海道や韓国などに行く機会には遭遇する可能性がありますよね。
そんな真冬日の服装のポイントは以下です。
- 風を通さないコート&防寒アイテムで完全防備
- 首・手首・足首の3首を死守
- あったかインナーやカイロで中からぽかぽかに
高橋愛さんからアドバイス♡0度以下のような真冬日は、ダウンコートやムートンブーツを持っていると心強いですよね。
この気温だとほぼ肌が出ない服になりますが、肌が見えないおしゃれを楽しむ時はあまり重た印象になりすぎないような注意が必要です。
明るめカラーをポイントで入れてあげるなどして、着込んでいてもどこかに軽さが残るコーディネートがオススメですよ。
出典: #CBK
”3首”と呼ばれる首・手首・足首は、気温の影響を受けやすい部分。3首が冷えるとそこから全身が冷えてしまいますが、反対に3首を温めることで体全体がぽかぽかとしてくるので、極寒の氷点下の日には必ず死守したい部分です!
出典: #CBK
ロングコートの中にニットカーディガンを仕込めば、間違いなく暖かいコーディネートが手に入ります。もこもこと着膨れしてしまいがちなレイヤードコーディネートですが、縦のラインを意識すればスッキリと見せられます。
さらに、ユニクロやGUで人気のヒートテックインナーや、デニール数が高いタイツを用意して冷気を完全カットしましょう。
天気・気温に合わせたコーデ選びに役立つアプリ
毎日の天気や気温に合わせた服装・コーデ選びに悩んだら、アプリや情報サイトを使うのもおすすめです!
1.おしゃれ天気
引用:おしゃれ天気
アプリを開けばすぐに任意の地域の天気とおすすめコーデがわかる便利なアプリです。
服装の例がイラストで視覚的にわかるから、今日のコーデのヒントに大活躍すること間違いなしです。
2.tenki.jp
もっと簡単にわかるもので大丈夫、という人は、日本気象協会が運営するtenki.jpの「服装指数」をチェックするのもおすすめです。
服装指数とは、
服装指数は、朝晩や日中の予想気温からどんな服装が適しているか提案します。お出かけする時間帯に合わせて調節できる服装にしましょう。人により暑さや寒さの感じ方が異なるため、あくまで目安とお考えください。
引用:tenki.jp
まとめ
出典: #CBK
気温ごとの服装のポイントとコーデを紹介しました。
気温に合わせた最適な服を選ぶことは、季節ごとのコーディネートを十分楽しむうえでも大事なことです。
季節の変わり目や、お出かけや旅行の際、天候に合わせた服選びに迷ったときにぜひ今回ご紹介したコーデのポイントを思い出してみてください。
高橋愛(たかはしあい)
パーソナルスタイリスト/コラムニスト
シンプルなのにどこかこなれたスタイリングが好評。
企業での連載コラムを複数発信し、配信コラムは500を超える。
NHKあさイチ他テレビ出演、服飾学校での講演など、活躍の幅を拡げている。
2017年初の著書 「迷わないおしゃれ」を出版。高橋愛オフィシャルブログ
公式サイト
インスタグラム
※本文中に第三者の画像が使用されている場合、投稿主様より掲載許諾をいただいています。