LIFESTYLE
2020.6.19
読めそうで読めない…!「恰も」の正しい読み方は?
「恰も」ってなんて読む?
「恰も」は「宛も」とも書くことができる副詞で「あたかも」と読みます。形状や様態、性質などをよく似ている物やことにたとえるときに、「まるで」や「ちょうど」という意味合いで使われます。また、「ちょうどそのとき」といった意味もあり使えるシチュエーションは多く、知っていると便利な表現です。
どういうときに使われる?
具体的にどのようなシチュエーションで使われるのか、例文を用いてご紹介していきたいと思います。「恰も」は主に、何かに似ているときの表現として使われます。たとえば、「恰も別人のような風貌だ」(まるで別人になったような風貌だ)や「恰も現実のような夢だった」(まるで現実のような夢だった)といったような表現に最適です。
「恰も」の語源は?
「恰も」で使われている「恰」という漢字は、「心」が由来の「りっしんべん」と「合う」という漢字の組み合わせで、「心にぴったりと合う」ことを表す漢字です。「恰も」の意味がよく似ている物ごとへの例えで使われているのも納得できますね。「恰」の漢字は訓読みで「あたか(も)」と読むだけでなく、音読みでは「コウ」「チョウ」「キョウ」とも読める漢字です。この機会に一緒に覚えておきましょう!
「恰も」を言い換えると?
「恰も」の類義語には、「まるで」「たとえるなら」「いわば」「まさに」といった表現方法があります。どれも何かをたとえるときによく使う言葉ばかりですね。普段使っているこれらの表現と同じ意味を持つと思うと「恰も」の意味もわかりやすく、使いやすくなるのではないでしょうか。
読めそうで読めない漢字は意外と多いかも
今回は「恰も」の読み方についてご紹介しました。最初はなんて読むのか、どういう意味なのか、さっぱりわからなかったという人もここまで来ればきっと今日から使えること間違いなしですね♪日本語は奥が深く、日常的に使っている表現の中にも実は読めない漢字が含まれているかもしれません。ぜひ意識してみてくださいね。
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