BEAUTY
2018.11.06
とかすたび美髪に♡100均くしをオイルに漬け込む《つげ櫛》の作り方
美髪になれる「つげ櫛」を作ってみて
とかすたびに髪にツヤが出る「つげ櫛」。古くから女性たちに愛用されている伝統的な櫛で、市販のものでは1万円以上する代物もありますが、その効果は絶大。しかも100均の櫛を使って手作りすることもできるんです!つげ櫛でサラツヤ髪を手に入れてみませんか?
つげ櫛とはどんなもの?
つげ櫛とは、柘植(ツゲ)という木から作られた日本の伝統的な櫛のこと。ツゲは、耐久性に優れているので非常に折れにくい丈夫な櫛なんだとか。何度も何度も椿オイルに漬けならが作られているつげ櫛は、古くから日本女性の美しい髪の毛を守り、愛用されてきました。
ですが本物の柘植から丁寧に作られるつげ櫛はとっても高価。物によっては1つで1万円するようなものも…!でもそれだけの値段がするだけあって、つげ櫛の効果は絶大。
悩める女子必見!どんな効果があるの?
静電気が起こりにくいため、切れ毛や抜け毛が防げる
つげ櫛の特徴のひとつは、プラスチック製の櫛やブラシと違い静電気が起こりにくいことです。静電気が起こりにくいことで、髪の毛が絡まりにくく切れ毛や抜け毛を防ぐことができちゃいます!
染み込んだ椿油が、髪や頭皮に栄養を与えてくれる
椿油に何度も漬け込んで作られているつげ櫛。そんなつげ櫛は、使う度に頭皮と髪に栄養を与えてくれます。頭皮に栄養が行き渡ることで健康的な髪の毛を作ることができ、さらにキューティクルを整え髪にツヤを与えてくれます。
髪の広がりやパサつき、うねりを抑えてくれる
ダメージを受けた髪は広がったり、パサついてしまいがち。ですがつげ櫛ならその悩みも改善。さらにうねりを抑えることができるので、くせ毛に悩んでいる人にもおすすめです。
100均の材料でつげ櫛を作ろう
高級品であるつげ櫛、安く手作りできちゃう方法があるんです♡その秘密は、ダイソー・セリア・キャンドゥなどの100円ショップで手軽に購入できる木製の櫛。そして本来ならば椿油が使われるつげ櫛ですが、自分のお気に入りのオイルで代用して作れることも手軽さの理由のひとつです。
早速、100均の櫛+オイルで作ってみましょう!
用意するもの
使う材料は、つげ櫛の元となる「櫛」「オイル」「歯ブラシ」「ジッパーバッグ」「キッチンペーパー」「ヤスリ」の6つ。ほとんどのものが100均で揃います。
最も重要な櫛も100均でGET。ダイソーには「桃の木ぐし」というものが売っており、裏面にはつげ櫛の作り方まで記載されていました。今回は、櫛タイプとコームタイプ両方でつげ櫛を作ってみようと思います!
そしてオイル。本家のつげ櫛が椿オイルを使用しているので、こちらも椿オイルを使います!他にも柚子オイルや無印良品のホホバオイル・ベビーオイルでも作れますよ。好きな香りで選んでみるのもいいですね。
作り方①ひたすらヤスリがけ
まずは、キッチンペーパーを敷いて、その上で櫛にひたすらヤスリがけをしていきます。表面だけでなく歯の間も全てしっかりヤスリがけし、表面のニスを剥がしていきますよ。ここでの作業がオイルの染み込み度合いに大きく関わってくるので、時間が掛かって大変ですが入念に。
ヤスリがけをしたらニスが剥がれて粉がたくさん出てくるので、歯ブラシできれいに取り除きます。歯の間に溜まった粉も掻き出しましょう。
同じことをコームタイプでもやってみましたが、こちらは歯が詰まっているのと歯の数が多いので櫛の2倍以上の時間がかかりました…。
作り方②オイルに漬け込む
ここでは2パターンの漬け方を紹介します。
ジッパーバッグに入れるタイプ
ジッパーバッグに入れるやり方は、櫛を袋に入れその中にオイルを入れたらOK。櫛が全て浸るようにオイルをたっぷり注ぎます。オイル漏れが心配な人は袋を二重にしておくといいですよ。
ラップに包むタイプ
ラップに包むやり方は、下にラップを敷きその上に櫛を乗せオイルを少しずつ垂らして全体に染み渡るようにします。
全体に染み渡るくらいのオイルを垂らしたらそのままラップで包みます。こちらは、液だれする可能性が高いので二重にラップを巻いてその上からビニール袋を掛けるといいですよ。ジッパーバッグに入れるタイプよりも少ない量のオイルでできました。
ここから、オイルを染み渡らせるために1週間ほど待ちます。
作り方③1週間で完成
1週間待ったら色がすっかり変わって飴色に!どちらもしっかりとビニールに入れていたので液だれなしでした。
ビニールとラップから取り出したら、キッチンペーパーやオイルを吸収しやすいものの上に櫛を出して、オイルを拭き取ります。この時も表面だけでなく歯と歯の間も全て拭き取っていきます。
完成しました〜!飴色でレトロなつげ櫛になっています。しっかりオイルを拭き取ったのでベタつきはなく、でも椿オイルがふんわり香ります。
効果がなくなってきたら再度漬け込めばOK
つげ櫛の効果が減ってきたと感じたら、再度オイルに漬け込みます。3日間オイルに漬けると汚れが浮いてくるので、それを歯ブラシで掻き出してキッチンペーパーで歯と歯の間のオイルを拭き取ったらメンテナンス完了!
ここで気をつけて欲しいのは、水で洗うのは絶対NGということ。つげ櫛は水に弱いので水分厳禁です。
使ってみると…
乾燥してパサついていた髪がしっとりとまとまりました♡しかも椿オイルのいい香りも髪に付いていいことずくし。髪にツヤを取り戻してくれる効果のある櫛でした。
お気に入りのオイルで楽しむのも良し
今回は椿オイルを使用しましたが、いろんなオイルでつげ櫛を作ることができます。手に入りやすいおすすめなオイルをまとめてみたので、自分のお気に入りを見つけてみてください!
椿油
出典: Amazon
今回使ったのはこれ。つげ櫛を作る際もっとも多く使われる椿油は、ホホバオイル、オリーブオイルと共に世界三大オイルとして認められています。日本では、遥か昔の平安時代から使われていたそうです。浸透力の高さと、酸化しづらいのが特徴。今回紹介するオイルの中では一番高価ですが、その分効果は絶大です!
ゆず油
出典: Amazon
柑橘系の爽やかな香りが特徴で、髪の毛にツヤやハリ・コシを与えてくれます。軽いつけ心地なのにも関わらず、しっかりとまとまります。頭皮マッサージに使うのがおすすめです♪
杏油
出典: Amazon
ほんのり甘い香りの杏油は、ベタつかない使用感が特徴です。椿油ほどではないものの、保湿効果も抜群です。程よくツヤを出してくれるので使いやすく、総合的なバランスが◎
ホホバオイル
出典: Amazon
椿油と同じく世界三大オイルと呼ばれるホホバオイル。最近では、無印良品のホホバオイルが手軽に購入できて万能ということで大人気ですよね!髪の毛だけではなく肌にも使えて、保湿やクレンジング、マッサージなど様々な使い方ができます。ひとつ持っているとかなり重宝するオイルです♪
つげ櫛は一手間かけても作る価値アリ♡
手作りとなると面倒だと思いますが、それでもやってみる価値は存分にありました。一手間かけたからこそ、髪がきれいになるとより嬉しいですよね♡
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