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2020.8.05

「笄」って何て読むか知ってる?東京都港区にある地名なんです!

「笄」この漢字の読み方を知っていますか?実はこれ、東京都港区にある地名のことなんです♪今回は、この「笄」という漢字の読み方や地名について詳しくご紹介していきますよ♡

「笄」って何て読むの?

「笄」この漢字の読み方は分かりますか?実はこの漢字「こうがい」と読みます。「笄」だけだと、意味は髪を整えるための道具になるんだとか。かんざしなどが使われていた頃に笄も使われていたんですよ♪そして、この「笄」を使った地名が「笄町」です。東京都港区にある地名でしたが、現在はもう使われていないんですよ…!

「笄町」は旧地名?

「笄町」は港区にかつて存在していた地名で、現在の港区西麻布周辺の地名として使われていました。「西麻布」といえば高級住宅街として知られていますよね。そんな地域ですが、昭和42年までは「笄町」という地名が存在していたんですよ…!今は使われていない地名ではありますが、マンションの名前として残っていたり港区笄小学校があったりなど、「笄」という地名を目にする機会はまだありますよ♡

「笄町」の由来は?

港区の「笄町」の由来は諸説ありますが、そのうちの1つはこの地域に流れていた川の名前が関係しているんだとか。「笄町」には昔「笄川」という河川があり、この川にかかっていたのが「笄橋」でした。この川と橋があったことから、その地域の地名が「笄町」になったのではないかとされています。

笄町では大猫伝説が有名

笄町には有名な怪異があります。それは「麻布大猫伝説」です…!江戸時代の瓦版でも紹介されているなど、とても有名な話なんですよ。それは、笄町の大名家の下屋敷に出入りをしていた盲目の鍼医が、帰る途中で行方不明になってしまい、数日経ってから近くにあった肥溜めに落ちていたところを発見されました。このときに狐に化かされたと思った下屋敷の人たちが犯人として捕まえたのが狐ではなく、尻尾が二股に分かれている大きな猫だったというお話です。麻布は郊外だったので、妖怪などがいたのかもしれませんよ…!

「笄町」は今はない町だった!

「笄町」は今はもうない地名だと分かりましたね。この地名があったことを知らない人も多いので、機会があれば教えてあげてくださいね♪

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