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2020.8.01

しゃひと…?東京の「舎人」、なんて読むか知ってますか?

東京都の足立区にある「舎人」。正しく読めますか?「しゃひと」と読んだ人は不正解。23区内の最北端に位置する「舎人」ですが、その読み方は初見ではわからないかも。では、何と読むのが正解なのでしょうか?

(1)「舎人」の読み方は?

平成20年に日暮里発の「日暮里・舎人ライナー」で知名度が上がった「舎人」。こちらは「しゃひと」ではなく「とねり」と読むのが正解です。舎人とは、皇族や貴族に仕え、整備や雑用などに従事していた官職のこと。舎人の由来には6つほどの説があります。その中から、今回は2つピックアップしてご紹介します。

(2)土豪舎人氏由来説

まず1つは、「土豪舎人氏由来説」。戦国時代に武将、土豪舎人氏が住んでいたという説があります。古文書には舎人氏が舎人城に住んでいたと記されていますが、発掘調査も行われておらず資料不足のためお城の存在も不確か。しかし、舎人二丁目周辺にはかつて堀があり「内出(うちで)」「御殿(ごてん)」など城館の構造物を思わせる地名があったという話も。謎に包まれていますね…。

(3)聖徳太子命名説

2つ目は、「聖徳太子命名説」。紙幣の肖像としても使われた聖徳太子ですが、一度は名前を聞いたことがありますよね。そんな聖徳太子が「舎人」と命名した説があるんですよ。かつて聖徳太子が身分を隠して関東に巡行していたとき、なんとその正体を見破った者が。その見破った者こそ、官職の「舎人」なんです。そのエピソードにちなんで「舎人」という地名になったという説があります。

(4)舎人はどんなところ?

足立区にある「舎人」は、住宅街で比較的落ち着いた雰囲気。スーパーやユニクロなどがあり買い物には不便なく、23区内なのにお手頃価格で住むことができます。一戸建てが多く、治安がいいのでファミリー層に人気があるとか。じゃぶじゃぶ池やバーベキュー場がある「舎人公園」はとても広く、週末や休日は賑わっていて市民の憩いの場になっているようですよ。

「舎人」の読み方は「とねり」

「しゃひと」と読んでしまいそうな「舎人」ですが、実は「とねり」と読むことができます。由来は諸説あり謎に包まれていますが、今では家族で暮らしやすい土地の「舎人」。舎人公園でバーベキューするのも楽しそうですね♪

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