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2020.8.04

みんな知ってる?マスタードとからしの明確な違い

言われてみると、どう異なるのかはっきりと分からない『からし』と『マスタード』。色が黄色い、辛い香辛料などの共通点も多いです。これを読めば、2つの違いがはっきりします!ぜひ豆知識を日常会話のネタにしてみてください!

原料の種類は同じ!

実は、からしもマスタードも原料となる植物の種類は一緒です。どちらも、アブラナ科の植物である『カラシナ(からし菜)』の種子が原料です。同じ植物ではありますが、種類が異なります。からしは、古くから日本にある「オリエンタルマスタード」で作られています。鼻にくるツンとした辛さが特徴です。一方、マスタードは「イエローマスタード」「ホワイトマスタード」などで作られています。

シンプルなからしの製造方法

この2つの大きな違いといえば、『見た目』ではないでしょうか?これは製造方法が異なるため、見た目が異なっています。まずは、からしから見てみましょう。作り方はとても簡単です。種子をすりつぶして粉状にした後に、ぬるま湯を入れて練ると完成します!

マスタードには酢を入れる

マスタードの作り方も、種子をすりつぶす部分まではからしと同じです。追加で入れるものが違います。ぬるま湯と酢、さらにお好みで砂糖を追加します。酢を入れることで辛み成分が抑えられるため、マスタードの方がからしと比べると辛くありません。また、追加調味料により辛さの中に酸味や甘みがプラスされることで、多量につけても食べやすいです。

実はどちらも熱に弱い!?

からしは、おでん、とんかつ、漬物などの日本料理につけて食べることが多いです。マスタードも、ホットドッグやポトフなどの洋風な料理に使用しますよね。どちらも熱々の料理によく使うことが多いと思います。では、これらの香辛料は熱に強いのでしょうか?驚きの事実ですが、どちらも熱を加えると辛みを失うのです…! スープなどに入れて加熱してしまうと、酵素が活性しにくくなり辛み成分が生まれにくくなってしまうのです。また、同時に熱によって辛み成分も飛んでしまうので、せっかくの味や香りがなくなってしまいます。熱々の料理に合うからといって、炒めたり煮込んだりすることはNGです。

ちょっとした豆知識で料理も楽しく

和食と相性がいいからしと、洋食によく合うマスタード。原料となる種子の種類や製造方法が異なることで区別できます。とはいえ、もとは同じ植物なので似ている点ももちろんあります。2つのちょっとした豆知識を頭に入れて、料理時間も楽しくしませんか?

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