LIFESTYLE

2018.5.12

プリ帳は持ち歩くSNS!配布用にカラコ!10年前のプリクラあるある

10〜15年前といえばプリクラ全盛期。スマホもまだなく携帯でのセルフィーも一般的ではなかったので、今よりもプリクラに命をかけている女の子が多かったですよね!自動補正効果もなければデータ保存もできない…そんななか、当時の女の子たちはどうやってプリクラを楽しんでいたのでしょうか!?懐かしい人には懐かしい、10〜15年前くらい(2000年代前半)のプリクラあるあるについてご紹介します!

撮ってからが本番!あの頃のプリクラあるある

現在20代後半のアラサー女子にとって、プリクラは青春のひとつ。中学〜高校生の頃は、死ぬほどプリクラを撮っていた人も多いのでは?プリクラ全盛期だった2000年代前半の、プリクラあるあるをまとめてみました。ぜひあの頃を思い出して、懐かしさに浸ってください(笑)!

 

 

プリ帳の充実度=交友関係の充実度

プリ帳には自分が撮ったプリクラはもちろん、友達のプリクラも貼ってコレクション。つまりプリ帳の厚み=友情の厚みで、パンパンになったプリ帳は自分の交友関係が充実しているということでした。プリクラを貼るスペースがなくなっても、友達に見せるためにプリ帳を持ち歩くなんてことも。まさに、持ち歩くSNSですね!

ちなみに紙のノートに貼る派と、クリアポケットのアルバムに貼る派が存在し、ノート派のプリ帳には落書きが必須!「仲良し」「ラブラブ♡」「◯◯ちゃんかわいい!」と、(ちょっと痛い)一言コメントを添えたりイラストを描いたりして、とにかくにぎやかに見せることに命をかけていたんです。

 

一方でアルバム派は無印のアルバムを使うことがイケてるとされていて、とにかく隙間なくびっっちり貼るのが主流でした。一冊埋まった時の満足感は、ハンパなかった…!

 

 

生プリだけじゃ友達に配りきれないのでカラコを用意

生プリとはプリ機から出てくる現物のことで、なぜこれにわざわざ「生プリ」と名前がつけられていたかというと、生プリだけじゃ在庫が足りなくなるからです!生プリは自分のプリ帳に貼って仲のいい友達にあげたら一瞬でなくなってしまうので、生プリをカラーコピー(=カラコ)して、より多くの友達に配れるようにするという知恵が生まれたのです…!自分が生プリをあげたのにカラコしかもらえなかった時は少しさみしかったりします(笑)。

プリクラはあくまでも“交換”が前提なので、友達のプリクラが欲しいなら自分もプリクラを渡すのが暗黙のルール。今のようにデータがなかったので、生プリの1枚1枚はとても貴重でした。ちなみに、カラコの表に透明のシールを貼ってツルツルにして、裏に両面テープを貼って生プリっぽくした「ツルベタ」を作る子もいました。余談ですが、カラコが1番キレイにできると人気だったのがセブンイレブンのコピー機!

 

 

プリクラは1回で何枚も撮るのが当たり前!

「今日何して遊ぶ?」「プリ撮りに行こう!」という会話が普通に成り立っていました。プリクラを撮る、ということは「カフェに行く」「買い物に行く」と同じように遊びの1つの選択肢だったので、1回プリクラを撮りに行ったら何枚も撮るのが当たり前。

プリクラコーナーで他の友達と遭遇したらとりあえず一緒に撮影する、なんてことも日常茶飯事。どれだけバリエーションのあるプリクラが撮れるかが大事だったので、メンバー内で組み合わせをシャッフルして何回も撮っていたら、気づいたら10枚も撮ってた!なんて人も多かったのではないでしょうか?

 

 

彼氏と撮ったプリクラは携帯の電池パックに貼る

当時はまだガラケー時代。彼氏と撮った大切なプリクラは、電池カバーのフタを開けた電池パックに貼るのがなぜか流行っていました。プリ帳にも貼る人は貼っていましたが、チュープリ(死語w)などあまり人に見せれないプリクラは特に、電池パックにこっそり貼っておくのです。

「彼氏とのプリクラないの?見せてよ!」と友達にお願いすると、たいいてい電池カバーのフタをパカッと開けて見せてくれました。ちなみに自分だけでなく友達カップルのプリクラも並べて貼っている子もいたので、不覚にも知りたくなかったことを知ってしまうことも(笑)。

 

 

 

ちなみに当時のおもしろいプリ機あるあるもご紹介!

プリ機の中に電車のつり革があった

なぜピンポイントでつり革なのかとても不思議なのですが、電車のつり革が天井からぶら下がっているプリ機がありました。通学ごっこや痴漢ごっこ(※痴漢は犯罪です!)風のプリクラを撮るのが一時期は流行ったり。今のように”盛る”ことより、いかにおもしろいプリクラが撮れるかが重視されていた時代。この機種が出た当時は珍しさに食いつく子が多かったのですが、だんだん飽きてきてつり革がただの背景になっていきました(笑)。

 

ちなみに、ジャングルジムがあるプリ機もありました。当時のプリクラの企業努力を感じますね!

 

 

カメラが天井や足元にあった

プリクラのカメラは正面にあるものというのが一般的な認識ですが、当時は天井や足元にカメラがついているプリ機がありました!天井カメラは文字通り天井にカメラがついていて、顔を見上げて手をカメラに突き上げて撮るのがトレンドでした。上アングルの撮影はなかなか普段できないので新鮮ですよね。顔がいっぱい入るので、大人数で撮影したい時に重宝しました。

 

また足元カメラがあるプリ機では、少し前にかがんで顔をカメラに近づけると、なかなか迫力のあるプリが撮れました。どちらもギャル文化の名残を感じますね。カメラの位置とポージングを変えていろんなバリエーションのプリを撮りたい!という熱意が伺えます。

 

 

 

スマホがない時代だからこそ生まれたプリクラカルチャー

当時の私たちにとってプリクラはただ思い出のために撮るものではなく、友達と交流する重要なツールでしたよね。スマホもSNSもなかった時代だからこそ生まれた、ユニークなプリクラカルチャーかもしれません。思い返すとなんだかざわつきますが(笑)、まだ当時のプリ帳を取ってある人はぜひ見返してみてください!

 

 

Illustration:kurojun

※本文中に第三者の画像が使用されている場合、投稿主様より掲載許諾をいただいています。