LIFESTYLE
2021.6.22
「下総」=「かそう」…?読めたらスゴイ!《難読漢字》4選
下総=しもうさ
「下総」は「しもうさ」と読みます。現代の都道府県制となる前の「令制国(りょうせいこく)」のひとつで、現在の千葉県北部と茨城県南部にあたる地域を指します。古くは「之毛豆不佐(しもつふさ)」と呼ばれていたのが転訛して、「しもうさ」や「しもふさ」になったと言われています。「下総」は、「しもうさ」「しもふさ」どちらの読み方も使われています。
周防=すおう
「周防」は「すおう」と読みます。令制国のひとつで、現在の山口県東部にあたる地域を指します。7世紀に「周芳国」ができ、7世紀末に「周防国」に改称されました。もとは「すはう」と呼ばれていたのが転訛して「すおう」になった、中盆地を形成した地形を「窄む(すぼむ)」と表現し、読み方が転訛して「すおう」になったなど、語源は諸説あります。
豊後=ぶんご
「豊後」は「ぶんご」と読みます。令制国のひとつで、現在の大分県にあたる地域を指します。7世紀末に「豊国(とよのくに)」を、「豊前国(ぶぜんのくに)」「豊後国(ぶんごのくに)」に分割。豊後国は、平安時代まで和名で「とよくにのみちのしり」と呼ばれていたのだそう。ちなみに「大分」は、景行(けいこう)天皇がこの地にきたとき、「広大なる哉、この郡は。よろしく碩田国(おおきた)と名づくべし」としたことに由来するといわれています。
但馬=たじま
「但馬」は「たじま」と読みます。令制国のひとつで、現在の兵庫県北部にあたる地域を指します。古事記には「多遅麻国」と記載され、古くは「たぢま」と表記されていました。地名の由来ははっきりわかっていませんが、「谷間」などが語源で「たじま」、九州の「田島(たしま)」からの移住者が多かったからなど、諸説あります。
難読漢字いくつ読めた?
4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「下総」は、現在の千葉県北部と茨城県南部にあたる地域で、「しもふさ」や「しもうさ」と読むことがわかりました。日常的にはあまり使わない漢字ですが、知っておくと役立つのでぜひ覚えておいてくださいね。