LIFESTYLE
2021.6.18
「凡て」=「ぼんて」…?大人なら知っておきたい《難読漢字》4選
(1)「独活」
「独活」は、「うど」と読むのが正解です!「独活(うど)」とは、山菜や野菜として馴染みのある植物のことです。古くは「うどろ」と呼ばれていて、それが省略されて「うど」になったのではないかという説があります。市場に出回っているものは人工栽培されているものがほとんどで、野生の「独活(うど)」は「やまうど」と言われることがあります。いろいろな料理で親しまれている野菜なので、みなさんも食べたことがあるかもしれませんね。
(2)「啄木鳥」
「啄木鳥」は、「きつつき」と読むのが正解です!「啄木鳥(きつつき)」は鳥の名前で、木を突いて穴を開けたり、くちばしで木を叩いて求愛したりすることで知られています。その木を叩く音から「きつつき」という名前がついたという説がありますが、はっきりとはわかっていません。「啄木鳥(きつつき)」は、古語の「けら」という名前で呼ばれることもあります。
(3)「太占」
「太占」は、「ふとまに」と読むのが正解です!「太占(ふとまに)」とは、古くの日本で行われていた占いのひとつです。雄ジカの肩甲骨を樹皮で焼いて、焼いた後に骨の表面に出る模様で吉凶を判断する占いです。鹿の骨を使って占うので、「鹿占(しかうら)」と呼ばれることもあります。また、現代ではほとんど行われていない占いですが、東京都と群馬県にある神社では今でも行われているようです。
(4)「凡て」
「凡て」は、「すべて」と読むのが正解です!「凡て(すべて)」とは、”どれもこれも”や”みな全部”という意味です。普段日常会話で使われている「全て」と同じ意味です。今ではほとんど使われていない漢字表記ですが、いつも使っている「全て」と同じように使うことができる言葉です。「凡て」のほかにも、「総て」と表記することができます。
読める漢字はありましたか?
今回ご紹介した難読漢字を、みなさんはいくつ読むことができましたか?読むことができなかった漢字は、ぜひ覚えてみてくださいね。