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2021.6.18

「法る」=「ほうる」…?大人なら知っておきたい《難読漢字》4選

大人なら知っておきたい難読漢字を4つご紹介します。「法る」という漢字は、なんと読むか分かりますか?「ほうる」ではありませんよ。「直会」「反故」「所以」いくつ読めるか挑戦してみてくださいね。

直会=なおらい

「直会」は「なおらい」と読みます。神社における祭祀の最後に、神前に供えた神酒(みき)や供え物を下げて行われる宴会のことを意味します。本来は神事を構成する行事で、神霊が召し上がったものを頂くことで、神霊との結びつきを強くすると考えられています。「なおらい」は「直り合い(なほりあひ)」を意味し、祭祀から平時に直る(もどる)ことが語源とされています。

反故=ほご

「反故」は「ほご」と読みます。「紙を無駄にする」という意味と、「約束をなかったことにする・物事を無駄にする」という意味があります。「反故」は漢語で、「反=裏返す」「故=使用済みの紙」を意味します。紙が貴重品とされていた昔は、裏面も使用していました。そのため書き損じの紙を「反故」と呼びそれが転じて、無駄になったものや不要になったものも、「反故」と呼ぶようになったと言われています。

所以=ゆえん

「所以」は「ゆえん」と読みます。「そうである理由・根拠」という意味があり、「トップであり続ける所以は…」このような使い方をします。もともとは「ゆえに」という言葉が変化したもので、「このような理由で」「それがこうだったため」ということを表現したいときに使います。「所以」という漢字表記は、中国語から来ています。漢文の訓読をする際に、本来は「もって~するところ」と読むところを、慣用的に「~するゆえん」と読むようになったのが由来なんだそうです。

法る=のっとる

「法る」は「のっとる」と読みます。「基準として従う・手本とする」という意味があり、選手宣誓でおなじみのフレーズ「スポーツマンシップに法り…」このような使い方をします。「法る」よりも「則る」と表記するのが一般的で、「則(のりと)る」の音変化が語源と言われています。

あなたはいくつ読めた?

大人なら知っておきたい難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「法る」は「のっとる」と読み、ルールに従うという意味を持つ漢字ということが分かりました。日常会話やビジネスシーンで使う漢字なので、ぜひ覚えておいてくださいね。

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