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2021.6.17

「野老山」=「のろうやま」…?読めたらスゴイ!《難読漢字》4選

読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「野老山」って、なんと読むかわかりますか?「のろうやま」ではありませんよ。今回はすべて名字に関する漢字です。「田米開」「楽々浦」「母良田」いくつ読めるか挑戦してみてください。

野老山=ところやま

「野老山」は「ところやま」と読みます。高知県高岡郡越知町にある地名で、全国に180人ほど存在する名字でもあります。東海道に属する伊賀国(いがのくに)、上野天満宮の神官であった野口氏が称したことに由来します。野口氏が高知県に移ったことから、現在野老山さんが1番多い地域は高知県となっています。語源は、祈る山・墓などがある聖山・山芋がある山など諸説あります。

田米開=ためがい

「田米開」は「ためがい」と読みます。全国に150人ほど存在する珍しい名字で、田米開さんが1番多い地域は栃木県です。栃木県足利市に由来しており、江戸時代ごろ粟谷町では、本来農業の開墾に近い意味を持つ、草分けで農業に従事していたと伝えられています。「田部井」と同じ起源をもつとも考えられています。

楽々浦=ささうら

「楽々浦」は「ささうら」と読みます。全国に10人ほどしか存在しない希少な名字で、楽々浦さんが1番多い地域は静岡県です。現在の兵庫県、山陰道に属する「但馬国(たじまのくに)」城崎郡楽々浦がルーツとも言われている伝統的な名字です。本来「浦」は内海を表しますが、楽々浦の「浦」は「裏」という意味があるのだそう。

母良田=ほろた

「母良田」は「ほろた」と読みます。全国に200人ほど存在する名字で、母良田さんが1番多い地域は青森県です。十和田市に90人ほど、中野区・青森市・八戸市・上北郡東北町にそれぞれ10人ほど存在します。詳しい起源はわかっていませんが、福島県・宮城県・岩手県・青森県、この4県を含む「陸奥国(むつのくに)」がルーツと言われているそうです。「ほろた」以外に「ほらた」と読むこともあるので、合わせて覚えておいてくださいね。

難読漢字いくつ読めた?

4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「野老山」は「ところやま」と読み、高知県に多く存在する名字ということがわかりました。想像ができないほど、読み方が難しい名字もあったのではないでしょうか。いい機会ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。

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