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2021.5.07
「注連」=「ちゅうれん」…?読めたらスゴイ!《難読漢字》4選
巽=たつみ
「巽」は「たつみ」と読みます。辰と巳の間、東南の方角を指し、江戸(東京)の深川を指す言葉でもあります。人名としても使われていて「巽」という名字は、大阪府・奈良県・兵庫県・京都府など、近畿地方に多いようです。「巽」と書いて「そん」と読む場合もあり、「巽(そん)」は古代中国から伝わる書物における、8つの基本図像のうちのひとつを指します。
注連=しめ
「注連」は「しめ」と読みます。神社の鳥居やお正月に玄関に飾る、「注連縄(しめなわ)」を略した言葉です。「注連」という言葉の語源は、中国の風習からきています。亡くなった人が再び家に入ってこないように、家の入り口に縄を連ねてはっておく風習が、日本にあったしめ縄と似ていることから、「注連」の文字が使われるようになったそうですよ。
皐月=さつき
「皐月」は「さつき」と読みます。日本の旧暦5月のことで、新暦5月の別名として使われている言葉です。もともとは「五月」と書いて「さつき」と呼んでいて、「皐月」の漢字を用いるようになったのは後からなのだそう。「皐月」は、中国において著された書籍、漢籍で使われている陰暦五月の別名です。
紫蘇=しそ
「紫蘇」は「しそ」と読みます。植物の名前で赤い葉は「赤紫蘇」、緑の葉は「青紫蘇」や「大葉」と呼びます。和風ハーブの代表格とされている紫蘇は色によって旬の時期が異なり、赤紫蘇は6〜7月、青紫蘇は7〜10月になります。「紫蘇」は中国の植物名(漢名)で、和名の「シソ」は漢名の読み方に由来します。
難読漢字いくつ読めた?
4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「注連」は「しめ」と読み、鳥居やお正月に玄関に飾る「注連縄」を略した言葉ということがわかりました。「皐月」や「紫蘇」は読めた人もいると思いますが、「注連」や「巽」は読み方が難しかったのではないでしょうか。知っておくと役立つので、ぜひ覚えておいてくださいね。