LIFESTYLE
2021.4.30
「就中」=「しゅうちゅう」…?読めたらスゴイ!《難読漢字》4選
就中=なかんずく
「就中」は「なかんずく」と読みます。特に・とりわけ・その中でもということを指し、たくさんの中から、特にひとつのことを取り上げることを意味する言葉です。もともとは「中に就く(なかにつく)」と言われていましたが、「なかんづく」に読み方が変化し「づ」と「ず」が混同して、「なかんずく」となったのだそう。「甘いものが好きだけど、就中チョコレートが好き」このような使い方をします。
懈怠=けたい
「懈怠」は「けたい」と読みます。なまける・おこたりという意味があり、「職務懈怠によって解雇される」このような使い方をします。似ている言葉に「怠慢(たいまん)」がありますが、意味も「怠慢」とほとんど同じです。「懈怠」はかしこまった言葉なのでニュースや文章で使われることが多く、「怠慢」は日常的に使われることが多いと区別するとよいでしょう。
注連=しめ
「注連」は「しめ」と読みます。神社の鳥居やお正月に玄関に飾る、「注連縄(しめなわ)」を略した言葉です。「注」には「くっつける、集める」という意味があり、「連」には「つなげる」という意味があります。もともとは、中国の「注連(ちゅうれん)」という風習が由来なのだそう。「注連縄」はほかにも、「標縄」「七五三縄」「〆縄」と漢字表記する場合もあります。
巫覡=ふげき
「巫覡」は「ふげき」と読みます。祈祷や神おろしなど、神に仕えることを務めとする人のことを指す言葉です。女性は「巫」男性は「覡」といい、「巫覡」は男女の総称です。「巫覡」が着用している衣装は「巫女装束(みこしょうぞく)」といい、白衣(はくえ・びゃくえ・しらぎぬ)に緋袴(ひばかま)を履きます。
難読漢字いくつ読めた?
「就中(なかんずく)」「懈怠(けたい))」「注連(しめ)」「巫覡(ふげき)」、4つの難読漢字を紹介しましたが、いくつ読めましたか?日常的に使う言葉も漢字表記されると、読むのが難しいですよね。いい機会ですので、ぜひ覚えておいてくださいね♡