LIFESTYLE
2021.3.11
「夕星」=「ゆうせい」って読んでないよね…?意外と読めない《難読漢字》
夕星=ゆうづつ
「夕星」は「ゆうづつ」と読みます。「夕方に西の空に見える金星・宵の明星(よいのみょうじょう)」を意味する言葉です。由来はわかっていませんが、「万葉集」や「枕草子」にも出てきていて、古くから日本で使われている言葉なんだそう。ちなみに夕方に見える月のことは、「夕月(ゆうづき)」「宵月(よいづき)」というので、合わせて覚えておきましょう。
塗れる=まみれる
「塗れる」は「まみれる」と読み、3つの意味があります。「汚れや汗が一面にくっついている様子」を指すときは、「運動して汗塗れになる」。「トラブルで困っている状態」を指すときは、「問題塗れで解決に時間がかかる」、このような使い方をします。また、「落ちぶれている様」を指すときは、「一敗地に塗れる(いっぱいちにまみれる)」と表現されます。
押印=おういん
「押印」は「おういん」と読みます。「印鑑を押す」という意味で、「記名押印(きめいおういん)」を省略した言葉です。自分で氏名を書き記す「自署」以外によって記された氏名に、印鑑を押すことを指します。「署名捺印」を省略した言葉、「捺印(なついん)」も「印鑑を押す」ことを意味する言葉ですが、「捺印」は「自署に印鑑を押す」ことを指します。微妙な違いがあるので、間違えないように注意してくださいね。
能能=よくよく
「能能」は「よくよく」と読みます。「よく」を重ねて意味を強めた言葉で、「念には念を入れて・くれぐれも」、「程度が並外れる様」「やむを得ずそうするさま・よほど」このように、複数の意味が含まれている言葉です。「能能」は「能く能く」や「能々」と表記されたり、「善く善く」と表記される場合もあります。
難読漢字いくつ読めた?
4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読むことができましたか?「押印(おういん)」や「塗れる(まみれる)」は、日常的にも使われる言葉なので、覚えておくと便利ですよ。「夕星(ゆうづつ)」や「能能(よくよく)」は、使うことは少ないかもしれませんが、いい機会ですのでぜひ覚えておいてくださいね。