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2020.9.04

「新冠」=「しんかんむり」じゃない…?読めたらスゴイ!《北海道の地名》

広大な自然やおいしいグルメで人気の北海道ですが、先住民のアイヌ語が由来となっている地名が多く、読むことが難しい地名が多数あることでも有名なんですよ。そこで今回は、北海道の難読地名をご紹介します。

音楽の町「新冠」

「新冠」は「にいかっぷ」と読みます。アイヌ語の「ニカプ(ニレの木の皮)」が由来となっています。乗馬や馬車用に改良された軽種の馬の産地として有名です。最近は音楽で街おこしを行っており、「新冠レ・コード館」には60万枚以上のレコードが所蔵されているんです。レコードや音楽好きな方にはたまらない町かもしれませんね。

国立公園のある「標茶」

「標茶」は「しべちゃ」と読みます。アイヌ語の「シペッチャ(大きな川のほとり)」が由来とされています。北海道らしい大自然を楽しめるスポットが多数あり、釧路湿原国立公園という国内最大級の湿原を有する公園も標茶にあります。その公園の中には塘路湖、シラルト湖という、珍しい生き物が生息している湖が存在します。

牡蠣の名産地「厚岸」

「厚岸」は「あっけし」と読みます。由来は様々な説がありますが、アツケシ沼でアイヌの織物の原料であるオヒョウニレの皮を剥いでいたことや、アイヌ語の「アッケシ(牡蠣の獲れるところ)」が由来なのではないかと言われています。名前の由来の通り牡蠣が名産となっており、養殖により1年中おいしい牡蠣を楽しむことができます。国の天然記念物に指定されている大黒島も、この厚岸にあります。

あの映画の舞台「足寄」

「足寄」は「あしょろ」と読みます。アイヌ語の「エソロペッ(沿って下る・川)」が由来と言われています。日本で1番広い町と言われており、林業が盛んに行われています。映画賞を総なめした「幸せの黄色いハンカチ」はこの町が舞台なんですよ。北海道三大秘湖であるオンネトーもこの足寄にあります。

難読地名で自然を堪能して♪

読むのが難しい北海道の地名をご紹介しました。読める地名はありましたか?どの地域も北海道らしい豊かな自然が楽しめるスポットなので、お出かけしてみてはいかがですか?

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