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2020.9.04

「長万部」=「ながまんぶ」じゃない…?読めたらスゴイ!《北海道の地名》  

北海道は昔アイヌ民族の居住地だったこともあり、アイヌ語が語源となっている地名が多くあります。当て字の地名もあり、なかなか読むのが難しいんです。そこで今回は、北海道の難読地名をご紹介します。

温泉の名所がある「長万部」

「長万部」こちらは「おしゃまんべ」と読みます。由来は諸説ありますが、アイヌ語の「オシャマムベツ(川尻が横になっている川)」や「オシャマンベ(カレイの獲れる川)」など、アイヌ語に由来しているようです。二股ラジウム温泉という湯治の名所があり、昔から治療を目的に多くの人がこの地に訪れてきました。

たらこが名産の「虎杖浜」

「虎杖浜」こちらは「こじょうはま」と読みます。アイヌ語の「クッタルシ(イタドリ)」が由来となっているそうです。たらこの加工が盛んで、地域のブランドとしてとても愛されています。また、虎杖浜の温泉は美人湯と呼ばれている程美肌にいいと言われているんですよ。

大自然を感じる「恵茶人」

「恵茶人」こちらは「えさしと」と読みます。アイヌ語の「エサシ(山が海岸にせり出ているところ)」が語源となっています。語源の通り、サーフィンの穴場があるそうです。また、恵茶人沼という大きな沼があり、自然豊かな景観と放し飼いにされている馬の姿を見ることができます。北海道らしい風景ですね♪

おいしいフルーツが楽しめる「簾舞」

「簾舞」こちらは「みすまい」と読みます。アイヌ語の「ニセイオマップ(渓谷にある川)」が訛って「ミソマップ」になり、そこから「みすまい」と呼ばれるようになったという説があります。リンゴなどの果樹園が多く存在していて、フルーツ狩りを楽しむことができます。「二星岱(ニセイダイ)」という丘陵が南北に広がっており、語源である「ニセイオマップ」をもじったものだと言われています。

アイヌ語が語源の地名がたくさん

北海道の難読地名をご紹介しました。知っている名前はありましたか?名前の由来に北海道の歴史を感じますね。今回ご紹介したもの以外にもアイヌ語が語源となっている難読地名はたくさんあるので、気になる方はぜひ調べてみてはいかがでしょうか?

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