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2021.6.28

「梃子」=「いす」…?読めたらスゴイ!《難読漢字》4選

読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「梃子」って、なんと読むかわかりますか?「いす」ではありませんよ。「定款」「轍」「依り代」いくつ読めるか挑戦してみてください。

梃子=てこ

「梃子」は「てこ」と読みます。弱い力で重たいものを動かしたり、小さな運動を大きな運動に変える物理のこと。棒の途中に置いた支点を中心に、棒が自由に回転する仕組みを指します。支点と作用点の間の距離、そして支点と力点の間の距離を変えることで、より効率よく力を与える働きを表す「梃子の原理」という言葉がよく使われています。

定款=ていかん

「定款」は「ていかん」と読みます。「会社の憲法」と呼ばれているもので、会社のルールをまとめたものを指す言葉です。会社設立時に必要なもので、会社は「定款」によって運営されます。定款に書かれている内容は大きく3つに分けられ、絶対的記載事項・相対的記載事項・任意的記載事項があります。

轍=わだち

「轍」は「わだち」と読みます。車が通った跡・車輪の跡を意味する言葉で、「ぬかるみに轍がつく」このような使い方をします。「わだち」以外に「てつ」と読む場合もあり、「てつ」と読むときは「先例や先人が通った道筋」という意味になります。「轍(てつ)を踏む」は「車輪が通った跡」という意味が転じ、「前人が犯した失敗を繰り返す」という意味を持つようになりました。

依り代=よりしろ

「依り代」は「よりしろ」と読みます。神霊が依りつく対象物のことで、憑依物(ひょういぶつ)として樹木・石・柱・人間・動物などが依り代として考えられています。依り代は日本古来の古神道から発生したものと言われていて、日本最古の依り代は土偶なのだそう。依り代は大きく2種類あり、山や島などの自然を依り代にしたもの、位牌や神輿など魂が依り憑くように作られたものがあります。

難読漢字いくつ読めた?

4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「梃子」は「てこ」と読み、小さな運動を大きな運動に変える物理を意味する言葉ということがわかりました。日常会話で使うことは少ないかもしれませんが、いい機会ですのでぜひ覚えておいてくださいね。

【難読漢字クイズ】読めそうで読めない漢字まとめ