LIFESTYLE

2021.7.01

「校倉」=「こうそう」…?読めたらスゴイ!《難読漢字》4選

読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「校倉」って、なんと読むかわかりますか?「こうそう」ではありませんよ。「憐憫」「熊襲」「錫杖」いくつ読めるかぜひ挑戦してみてください。

校倉=あぜくら

「校倉」は「あぜくら」と読みます。角材を組みあげてつくった倉を意味する言葉で、「校倉造(あぜくらづくり)」という言葉で知られています。校倉造は、古代から近世にかけての伝統的な建築様式で、主に神社や寺院の倉庫に用いられています。高床式で、校木(あぜき)と呼ばれる木材を井の字形に組んだ外壁が特徴の、国宝「正倉院」も校倉造を代表する建物です。

憐憫=れんびん

「憐憫」は「れんびん」と読みます。「憐」は「あわれむ・悲しむ・惜しむ」、「憫」は「かわいそうに思う・気の毒に思う」という意味があり、あわれみの気持ちやふびんに思う気持ちを表す言葉です。「憐憫の目」や「憐憫の眼差し」という言い回しをし、「不幸があったが、憐憫の目で見られるのはあまり気分がよくない」このような使い方をします。「れんびん」以外に「れんみん」と読むこともあるので、合わせて覚えておいてくださいね。

熊襲=くまそ

「熊襲」は「くまそ」と読みます。日本神話に登場する一族で、古代の南九州地域とそこに住む人々の総称。大和朝廷に抵抗した勢力で最終的に、古事記や日本書紀に登場する英雄「ヤマトタケル」に滅ぼされたと言い伝えられています。日本書紀には「熊襲」と表記されていますが、古事記には「熊曾」、筑前国風土記には「球磨囎唹」と表記されています。

錫杖=しゃくじょう

「錫杖」は「しゃくじょう」と読みます。杖の先に錫(すず)製の輪がついているもので、僧や修験者(しゅげんしゃ)が持ち歩く杖を指す言葉です。先端についている複数の輪を「遊環(ゆかん)」と呼び、杖を動かすとシャンシャンと音が鳴ります。この音が「錫」の音に似ていることが、「錫杖」の由来と言われています。錫杖は常に右手(浄手)に持ち、左手(不浄手)に持つことは禁止されているのだそう。

難読漢字いくつ読めた?

4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「校倉」は「あぜくら」と読み、倉の形式の一種であることがわかりました。ぜひ覚えておいてくださいね。

「束子」=たばこじゃないよ!読めそうで読めない【難読漢字】