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2021.6.25

「敏捷」ってなんて読むっけ…?大人なら知っておきたい《漢字の読み方》4選

大人なら知っておきたい漢字の読み方を4つご紹介します。「敏捷」という漢字は、なんと読むかわかりますか?ヒントは、動きが素早いときに使う言葉です。「綻ぶ」「諮る」「漸く」いくつ読めるか挑戦してみてください。

綻ぶ=ほころぶ

「綻ぶ」は「ほころぶ」と読みます。縫い目や綴じ目が解ける・こらえきれずに涙が流れるという意味があり、「お気に入りの洋服に綻びを見つけた」このような使い方をします。また、緊張がとけて嬉しさがこみ上げ、口元や目元が緩むことを「顔が綻ぶ」と表現することができます。「綻ぶ」は「ふくろぶ」と読むこともでき、平安時代から使われている由緒正しい日本語なのだそうです。

敏捷=びんしょう

「敏捷」は「びんしょう」と読みます。「敏」は「素早い・かしこい」、「捷」は「勝つ・素早い・近い」という意味をもち、動作がすばしっこい・素早いことを表現するときに使う言葉です。無駄のない素早い動きのことを「敏捷な身のこなし」と表現することができます。類義語は「俊敏(しゅんびん)」「迅速(じんそく)」「機敏(きびん)」などが挙げられます。

諮る=はかる

「諮る」は「はかる」と読みます。ある問題について意見を求める・相談するという意味があり、「社内会議に諮る」このような使い方をします。公的機関の場合は「専門家会議」「有識者会議」、団体であれば「理事会」「総会」など、意見を求める先は「個人」ではないことに注意してください。このような会議を開く組織を、「諮問(しもん)機関」と呼ぶことを併せて覚えておきましょう。

漸く=ようやく

「漸く」は「ようやく」と読みます。長い間待ち望んでいたことがやっと実現したという意味があり、「長年関わったプロジェクトが漸く始動する」このような使い方をします。「漸」は音読みで「ぜん」と読み、「だんだんと・しだいに」という意味を持ちます。やっと実現したという意味で使われることが多いですが、「徐々に寒さが落ち着いてきた」ことを表す「漸く寒さが落ち着いてきた」という言い回しもします。

あなたはいくつ読めた?

大人なら知っておきたい漢字を紹介しましたが、いくつ読めましたか?どの漢字も日常的に使うことが多いので、ぜひ覚えておいてくださいね。

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