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2021.6.25
「黄泉」=「きせん」…?読めたらスゴイ!《難読漢字》4選
戯作=げさく
「戯作」は「げさく」と読みます。8世紀後半頃から江戸で流行った、通俗小説などの読み物の総称。遊び半分で書かれたものを意味し、表紙が黄色の大人向きの絵本「黄表紙(きびょうし)」や、遊里の内部や遊女・ 遊客の言動をリアルに描いた「洒落本(しゃれぼん)」などを「戯作」と言います。
黄泉=よみ
「黄泉」は「よみ」と読みます。あの世・冥土(めいど)を意味する言葉で、日本神話における死者の世界のことを指します。古代中国では、死後に行くとされる地下の世界を「地下の泉」と表現し、「黄泉(こうせん)」と呼んでいました。この漢字が日本に伝わったときに、「よみ」という読み方があてられたのが由来とされています。ほかにも大和言葉の「ヨミ」に、漢字の「黄泉」をあてたという説もあります。
卜占=ぼくせん
「卜占」は「ぼくせん」と読みます。占うことを意味する言葉で、「卜術(ぼくじゅつ)」とも言われています。占いにはいろいろな種類がありますが、「卜占」には質問した上でカードを引き、引いたカードの種類や位置など、「偶然性」を元に占いをするものもあるのだそう。子どものころ花びらを1枚ずつ摘みながら、「好き」「嫌い」を判断する占いをしたことがある人も多いと思いますが、これも「卜占」の一種になります。
曳航=えいこう
「曳航」は「えいこう」と読みます。船がほかの船や荷物をひいて航行することを意味し、「難破船を曳航する」このような使い方をします。船だけじゃなく、溺れている人を引っ張って救助することを「曳航」と言うこともあります。ちなみに、船や水上構造物を押したり引いたりするための船は「曳船(ひきぶね・えいせん)」と言い、英語では「タグボート」と言います。
難読漢字いくつ読めた?
4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「黄泉」の正しい読み方は、「よみ」ということがわかりました。いい機会ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。