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2021.6.25

「法螺」=「ほうるい」…?読めたらスゴイ!《難読漢字》4選

読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「法螺」という漢字は、なんと読むかわかりますか?「ほうるい」ではありませんよ。「烏帽子」「許嫁」「如月」いくつ読めるか挑戦してみてください。

烏帽子=えぼし

「烏帽子」は「えぼし」と読みます。平安時代から近代にかけて使われた、日本の伝統的な男性用の帽子で、現在も神職の方や大相撲の行司が着用します。烏塗り (くろぬり)の帽子という意味があり、中国唐代の「烏沙 (うしゃ) 帽」に由来すると言われています。和紙で作られていて、明治時代以前のものは特に質がいいとされているそうです。

許嫁=いいなずけ

「許嫁」は「いいなずけ」と読みます。婚約者・フィアンセを意味する言葉で、幼少の頃から本人たちの意思に関わらず、親や親戚が結婚の約束をすることを指します。「言ひ名付く(いひなづく)」という言葉が語源とされていて、漢字は当て字です。「許嫁」以外に「許婚」と表記することもあり、現在は古い形の婚約がなくなったため、婚約した当人同士が相手を指す言葉として使われることが多くなっているようです。

如月=きさらぎ

「如月」は「きさらぎ」と読み、陰暦の2月を意味する言葉です。厳しい寒さに備えて重ね着をする季節を意味する「衣更着(きさらぎ)」や、陽気がさらに来る月から「気更来(きさらぎ)」、草木が生えはじめる春を意味する「生更木(きさらぎ)」など、由来は諸説あります。中国でも2月に「如月」の漢字が使われていますが、中国では「きさらぎ」ではなく「にょげつ」と読むそうですよ。

法螺=ほら

「法螺」は「ほら」と読みます。「法螺」は使い方によって意味が異なり、「法螺貝」は日本産の最大級の巻貝を意味します。「法螺を吹く」という使い方をするときは、実際より大げさに言う、でたらめ話をするという意味をもちます。法螺貝は山伏(やまぶし)の獣避けや軍陣の合図に使われていて、見た目以上に大きな音を発します。そこから、予想外の大もうけをすることを「法螺」というようになり、現在の意味に変化したと言われています。

難読漢字いくつ読めた?

4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「法螺」は「ほら」と読み、「法螺貝」や「法螺吹き」に使われる漢字ということがわかりました。いい機会ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。

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