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2021.6.23

「母衣」=「ははごろも」…?読めたらスゴイ!《難読漢字》4選

読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「母衣」という漢字は、なんと読むかわかりますか?「ははごろも」ではありませんよ。「土竜」「太占」「向日葵」いくつ読めるか挑戦してみてください。

土竜=もぐら

「土竜」は「もぐら」と読みます。モグラ科の哺乳類で、体長は約15cm。一生のほとんどを地中で過ごし、目は退化して小さく視力はほとんどありません。大きな手と鋭い爪を持ち、地中にトンネルを掘り巣を作ります。トンネルの中には、食糧貯蔵庫・水飲み場・休憩室・避難所などがあるのだそう。「土」を掘ったあとのトンネルが「竜」のように見えるのが、「土竜」の由来です。

太占=ふとまに

「太占」は「ふとまに」と読みます。古代の日本で行われた占いの一種で、雄鹿(おじか)の肩甲骨(けんこうこつ)を使用します。ウワミズザクラの古名「波波迦(ははか)」の樹皮を炭火にしたもので雄鹿の肩甲骨を熱し、骨の表面に出る割れ目の模様で占います。鹿の骨を使うことから、「鹿占(しかうら)」とも呼ばれています。

向日葵=ひまわり

「向日葵」は「ひまわり」と読みます。キク科の一年草の植物。花が太陽を追うように動くことが「向日葵」の由来で、英語では太陽の花を意味する「サンフラワー」、フランス語では太陽を意味する「ソレイユ」と呼ばれています。向日葵の性質にちなんで、「私はあなただけ見つめている」という素敵な花言葉があります。漢字は漢名の「向日葵(こうじつき)」に由来。昔は「日廻り」と表記していたそうですよ。

母衣=ほろ

「母衣」は「ほろ」と読みます。武士の道具のひとつで、甲冑(かっちゅう)の補助武具。兜や鎧の背に布を張って、風で風船のように膨らませ、後方からの矢や投石を防御します。「母衣」は誰でも着用できるというわけではなく、戦国時代には「母衣」の着用が許された人たちの集団を「母衣衆」と称しました。

難読漢字いくつ読めた?

「土竜」「太占」「向日葵」「母衣」4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「母衣」は「ほろ」と読み、武士の道具のひとつということがわかりました。普段使うことは少ないかもしれませんが、いい機会なのでぜひ覚えておいてくださいね。

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