LIFESTYLE
2021.6.23
「鮇」って何て読むっけ…?読めたらスゴイ!魚の《難読漢字》まとめ
鮇=いわな
「鮇」は「いわな」と読みます。サケ目サケ科イワナ属の魚。分類上ではイワナ属の一種に「鮇」という和名がつけられていますが、一般的にはカラフトイワナと呼ばれている「オショロコマ」も含め、広義の「鮇」として扱われています。九州地方では「エノハ」、山陰地方では「ゴギ・タンブリ」、和歌山県では「キリクチ」など、地方によって呼び方が異なります。「鮇」以外に、「岩魚」「嘉魚」「𩸶(魚へんに岩)」と表記することもあります。
鯢=さんしょううお
「鯢」は「さんしょううお」と読みます。「鯢」は、カエルやイモリと同じ両生類の仲間です。泳ぐ姿が魚に似ていて、ヌルヌルとした手触りがドジョウに似ていることから、「ウオ」と名付けられています。古くは「椒魚(はじかみいお)」と呼ばれ、「鯢」以外に「山椒魚」と表記することもあります。体に「山椒(さんしょう)」に似た香りがある種がいることが、「山椒魚」の由来。世界最大の両生類のひとつであるオオサンショウウオは、国の特別天然記念物に指定されています。
鰘=むろあじ
「鰘」は「むろあじ」と読みます。スズキ目アジ科の海水魚の一種で、外洋に面した沿岸部や島周辺に生息する魚です。真あじより血合肉が多く脂肪分が少ないことから、干物にされることが多く、有名なのが伊豆諸島で作られる「くさや」です。くさやに使う「くさや液」を「魚室(むろ)」と読んでいたことが、「むろあじ」の由来と考えられています。
鰱=たなご
「鰱」は「たなご」と読みます。淡水魚の一種で、銀色にきらめくうろこが美しく、丸みを帯びた体のフォルムがかわいいことから、ペットとしても人気の魚です。ほかの魚との違いは、繁殖する際に二枚貝を産卵床とすることです。産卵期になると、綺麗な虹色の婚姻色に変化するのも「鰱」の特徴です。
難読漢字いくつ読めた?
魚と両生類に関する難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「鮇」は「いわな」と読むことがわかりました。日常的に使うことは少ないと思いますが、知っていると役立つのでぜひ覚えておいてくださいね。