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2021.6.21
「安芸」って何て読むっけ…?大人なら知っておきたい《難読漢字》
(1)「上総」
「上総」は、「かずさ」と読むのが正解です!「上総(かずさ)」とは、「上総国(かずさのくに)」といってかつて日本の地方行政区分だった、東海道に属する令制国のひとつです。もともとは「かみつふさ」と言われていて、それが音変化して「かずさ」になったと言われています。総国が上と下にわかれて成立し、その上が「上総(かずさ)」となりました。
(2)「安芸」
「安芸」は、「あき」と読むのが正解です!「安芸(あき)」とは、「安芸国(あきのくに)」という令制国のひとつで、山陽道に属しています。そしてこの「安芸国(あきのくに)」が由来となり、「安芸(あき)」という名前が付けられた旧日本海軍の戦艦があります。現代では、広島の「安芸区(あきく)」や「安芸郡(あきぐん)」、高知の「安芸市(あきし)」や「安芸郡(あきぐん)」など、土地の名前になっています。
(3)「豊前」
「豊前」は、「ぶぜん」と読むのが正解です!「豊前(ぶぜん)」とは、西海道に属する令制国のことです。豊国(とよのくに)を分割して成立し、「豊前(ぶぜん)」と「豊後(ぶんご)」のふたつが設けられたとされています。また、現代では九州にある市の名前になっていて、「豊前市(ぶぜんし)」として福岡県の東部に位置しています。
(4)「長門」
「長門」は、「ながと」と読むのが正解です!「長門(ながと)」とは、山陽道に属する令制国のことです。令制国の「長門国(ながとのくに)」が由来となって名付けられた「長門(ながと)」という旧日本海軍の戦艦がとても有名で、旧日本海軍の象徴として長期にわたり親しまれていました。現代では、山口県に「長門市(ながとし)」という地名があります。
読める漢字はありましたか?
歴史が得意な人なら全部読むことができたかもしれませんね。今回ご紹介した漢字は大人なら知っておきたいものばかりなので、読めなかった漢字は覚えてみてくださいね。