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2021.6.22

「汗衫」=「かんさい」…?読めたらスゴイ!《難読漢字》4選

読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「汗衫」って、なんと読むかわかりますか?「かんさい」ではありませんよ。「放埒」「唐箕」「焙煎」いくつ読めるか挑戦してみてください。

汗衫=かざみ

「汗衫」は「かざみ」と読みます。汗を吸い取る薄い肌着を意味する言葉で、元々は「かんさん」と呼ばれていました。平安時代に入ると「かざみ」と呼ばれるようになり、貴族階級の官女や童子などが着用する、初夏の表着のことを意味する言葉になったのだそう。夏用には肩の部分が開いていて、甚平(じんべい)のように紐を通して着る「ゆだち」タイプと、袖括り(そでくくり)のあるタイプが存在します。

放埒=ほうらつ

「放埒」は「ほうらつ」と読みます。大きく分けると2つの意味があり、1つ目の「勝手気ままに振る舞うこと」という意味のときは、「彼の放埓な振舞いに我慢ができない」このような使い方をします。2つ目の「道理や法から外れている」という意味のときは、「放埓なことをする人とは関わりたくない」このように表現します。

唐箕=とうみ

「唐箕」は「とうみ」と読みます。臼(うす)などでもみ殻を外した後、風力を起こして穀物を選別する農具の一種です。中国で開発されて日本に伝わったといわれています。東日本型と西日本型があるほか、地域によっても形態が異なります。「箕(み)」の原料である竹は、昔から不思議なパワーを秘めている植物とされ、縁起物として飾り物としても愛用されていたそうです。

焙煎=ばいせん

「焙煎」は「ばいせん」と読みます。油や水を使わない加熱プロセスのひとつで、乾煎り(からいり)やローストと同じ意味を持つ言葉です。「焙煎」は水分を飛ばしたり、消化しやすい性質に変えるために行う工程で、焙煎したコーヒー豆からはコーヒー、カカオ豆からはチョコレート、ピーナッツからはピーナッツバターが作られます。

難読漢字いくつ読めた?

4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「汗衫」は「かざみ」と読み、官女や童子などの初夏の表着のことを意味する言葉ということがわかりました。普段使うことは少ないかもしれませんが、いい機会ですのでぜひ覚えておいてくださいね。

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