LIFESTYLE
2021.6.10
「軽衫」=「けいせん」…?読めたらスゴイ!《外来語の難読漢字》4選
(1)「軽衫」
まずご紹介するのは、ポルトガル人のズボンをマネしたものの名前、「軽衫」です。これは冒頭でもチラっとお見せしましたが、どんな読み方をするかと言われてもまったく分かりませんよね。それでは正解を確認していきます。この「軽衫」という漢字は「カルサン」と読みますよ。カルサンとは中世末に日本に伝わってきた洋服ですが、現代でも見かけることがあるので覚えておきましょう!
(2)「天麩羅」
「天麩羅」という漢字は分かりますか?これは私たちもよく食べている料理の名前なんです。そばやうどんなどと一緒に並ぶことが多い料理ですよ!では正解を見ていきましょう。「天麩羅」は「てんぷら」と読みますよ!「天ぷら」って日本語じゃないの?と思いましたよね。実はてんぷらは、ポルトガル語で「調理」を意味する「tempero」からきていると言われているんです。ほかには、スペイン語の「天上の日」を意味する「templo」に由来しているなんて説もあるんですよ。これは知らない人が多いのではないでしょうか。
(3)「歌留多」
では、「歌留多」はなんだと思いますか?「歌」「留」「多」とカンタンそうな漢字がくっついていますが、3つ合わさると読むのは難しいですよね。この漢字が表すものは私たちも小さいころによく遊んだアレですよ!では正解を確認していきます。「歌留多」は「カルタ」と読みます。こちらもポルトガル語に由来しているんです!
(4)「天鵞絨」
最後は「天鵞絨」です。この漢字は「ビロード」と読みますよ!「天鵞絨」もポルトガル語に由来しています。「ビロード」という織物が日本に伝わったときに、ポルトガル語の「veludo」と中国語の「天鵞絨」が同じ織物を指したことから当て字として使われるようになったんだとか。
外来語の難読漢字、難しすぎる…!
今回紹介した外来語の難読漢字は、どれもポルトガル語に由来しているものでしたね。日本でできた言葉だと思っていても、実は違うものも多いかも!