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2021.2.18

牛蒡って何て読む?読めたらスゴイ!《食べ物の難読漢字》4選

読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「牛蒡」って、なんと読むか分かりますか?ヒントは煮物に入っているアレ。今回は、食べ物と飲み物の難読漢字が登場しますよ。いくつ読めるかな?

牛蒡=ごぼう

「牛蒡」は「ごぼう」と読みます。独特の風味と食感が特徴で、きんぴらや煮物などに欠かせない食材です。「牛蒡」は薬草として中国から伝わった野菜ですが、「蒡」という草に似ていたこと、中国では大きな草木を表すときに「牛」という漢字使っていたことから、「牛蒡」になったと言われています。地方によっては、「ごんぼ」や「ごんぼう」とも呼ばれています。ちなみに食材として使っているのは、日本だけなんだそう。

苳=ふき

「苳」は「ふき」と読みます。キク科の多年草で、葉より先に花茎を出し、それが春の山菜として有名な「蕗の薹(ふきのとう)」になります。冬に黄色い花が咲く「冬黄(ふゆき)」を中略して「ふき」、柔らかい葉を利用してお尻を拭いていたことから「拭き」など、語源には諸説あります。「ふき」は「苳」以外に、「蕗」と漢字表記されることも多いです。

甘橙=オレンジ

「甘橙」は「オレンジ」と読み、和名は「あまだいだい」と言います。インド北部のアッサム地方が原産で、明治時代頃に日本に入ってきました。西アジアでは、甘橙の花を蒸留した「オレンジフラワーウォーター」が香料として用いられています。「甘橙」は、「甘代々」と漢字表記することもあります。

濁酒=どぶろく

「濁酒」は「どぶろく」と読みます。水・米・米麹を原料とし発酵させた、日本の伝統的なお酒です。製造段階で「こす」工程を経ていないため白く濁っているのが特徴で、「濁り酒(にごりざけ)」「もろみ酒」「白馬(しろうま)」などとも呼ばれています。また「どぶろく」とは読まず、「濁酒」と書いて「だくしゅ」と読む場合もあります。反対に「こす」工程を経たものは、「清酒(せいしゅ)」になります。

難読漢字いくつ読めた?

「牛蒡(ごぼう)」「苳(ふき)」「甘橙(オレンジ)」「濁酒(どぶろく)」、4つの難読漢字を紹介しましたが、いくつ読めましたか?この機会に、ぜひ覚えておいてくださいね。

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