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2021.2.15

「甘蕉」ってなんて読む…?ヒントはあのフルーツ!難読《果物》漢字

「読めそうで読めない…」難読漢字をご紹介します。「甘蕉」って、なんと読むか分かりますか?ヒントは、あの黄色いフルーツ。今回はすべて、果物の漢字ばかりですよ。いくつ読めるかレッツトライ!

甘蕉=バナナ

「甘蕉」は「バナナ」と読みます。「芭蕉(ばしょう)」というバナナに似ている植物が、漢字の由来と言われていて、「芭蕉」はバナナの和名になります。バナナの房の形が手を広げたように見えることから、アラビア語の「banan」やギニア語の「banana」、どちらも指(複数の指)を意味する言葉が、語源の由来です。

万寿果=パパイヤ

「万寿果」は「パパイヤ」と読みます。パパイヤは、明治時代頃に中国語の「万寿果(まんじゅか)」、または「蕃瓜樹(ばんかじゅ)」の名前で伝わり、漢字表記もそのまま使われるようになりました。果実から白い汁が出ることから、和名では「乳瓜(ちちうり)」とも呼ばれています。

甜瓜=メロン

「甜瓜」は「メロン」と読みます。メロンはウリ科の食べ物で、「舌」に「甘い」と書く「甜」には、「甘い」という意味があります。「甘い瓜」という理由から、メロンを「甜瓜」と書くようになりました。漢字では「甜瓜(てんか)」と読むこともあり、元々漢字で「甜瓜」と書いていた、メロンに似ている野菜「マクワウリ」を含む表記でもあります。現在は区別できるように、産地にちなんだ「真桑瓜(マクワウリ)」と漢字表記されています。

檬果=マンゴー

「檬果」は「マンゴー」と読みます。マンゴーにはいくつかの漢字表記があり、一般的なのは「檬果」のほかに「芒果」があります。マンゴーはインドで、4000年以上も前から栽培されていることから、サンスクリット語のアームラを音写した、「菴羅(あんら)」「菴没羅(あんもら)」「菴摩羅(あんまら)」と漢字表記することもあります。

果物の難読漢字いくつ読めた?

4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読むことができましたか?普段よく食べている果物も、漢字になると読むのが難しくなってしまいますよね。カタカナで書くことが多く、使うことは少ないかもしれませんが、いい機会ですのでぜひ覚えておいてくださいね。

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