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2021.2.03

「寂寞」ってなんて読む…?意外と読めない《難読漢字》4選

意外と読めない「難読漢字」を4つご紹介します。「寂寞」って、なんと読むか分かりますか?ヒントは、失恋したときの感情を表す言葉です。いくつ読めるかチェックしてみて。

嘆息=たんそく

「嘆息」は「たんそく」と読みます。「深くなげいてため息をつく」という意味があり、単純に悲しい・気持ちが沈んでいるというよりもっと落胆していて、深いため息が出るほど落ち込んでいる様子を表す言葉です。気管支の炎症によるせきなどの症状を表す「喘息(ぜんそく)」と漢字が似ているので、間違えないようにしてくださいね。

感傷=かんしょう

「感傷」は「かんしょう」と読みます。感傷には2つの意味があり、「心を痛める」という意味の場合は「失恋して感傷に浸る」、このような使い方をします。「心を動かされやすく、涙もろくなっている状態」という意味の場合は、「あの曲を聞くと感傷的な気分になる」と、センチメンタルと同義として使われます。

寂寞=せきばく

「寂寞」は「せきばく」と読みます。「寂」は「しずか・さみしい」、「寞」は「しずか・さみしい・ひっそりとしている」という意味があります。どちらも同じような意味を並べた「寂寞」は、「もの寂しい・寂しくて気持ちが満たされない・ひっそりとしている」という意味があり、「恋人と別れて寂寞感に襲われる」このような使い方をします。古くは「じゃくまく」とも読まれていたそうですよ。

辛辣=しんらつ

「辛辣」は「しんらつ」と読みます。「言葉や表現がとても厳しい」「容赦なく厳しい」という意味で、「辛辣な批判を受ける」「優柔油断で辛辣さに欠ける」このような使い方をします。類語には「容赦ない・歯に衣着せず(はにきぬきせず)」、対義語には「穏やか・優しい」などが挙げられます。「辛辣」は「しんれつ」と読み間違いやすいので、注意してくださいね。

難読漢字を覚えよう!

「嘆息(たんそく)」「感傷(かんしょう)」「寂寞(せきばく)」「辛辣(しんらつ)」、4つの漢字を紹介してきましたが、いくつ読むことができましたか?「よく使う言葉だけど漢字になると読めなかった…」そんな人も多かったのではないでしょうか?この機会に、ぜひ覚えておいてくださいね。

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