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2020.12.11

「大晦日」の「晦ます」ってなんて読む…?意外と読めない《難読漢字》4選

よく見る文字なのに意外と読めない「難読漢字」を4つ厳選しました。「大晦日」と同じ漢字を使った、「晦ます」ってなんと読むか知っていますか?正しい読み方をチェックしていきましょう。

予て=かねて

「予て」は「かねて」と読みます。「あらかじめ・前もって・以前に」という意味で、「予てより企画しておりました…」と、ビジネスシーンでよく使われる言葉です。「予て」に「より」を付けることで、前から継続しているということを強調できるため、「予てより」という言い回しが多くみられます。ですが「予て」と「より」は同じ意味を繰り返す重語となるため、文章で使う場合は「予て」と、表現するほうがよいと覚えておきましょう。

濃やか=こまやか

「濃やか」は「こまやか」と読み、「情が厚い様子・色や密度が濃い様子」を表す漢字です。「こまやか」というと、「細やか」こちらの漢字が身近ですよね。読み方は同じなのですが、ニュアンスが少し違い「濃やか」は、情景や心情の濃密さを表す漢字。「細やか」は、こまごまとしている・細かい・微小などといった意味があります。

仮初め=かりそめ

「仮初め」は「かりそめ」と読みます。「その場かぎり・間に合わせ・一時的」という意味をもつ漢字です。「かりそめの恋」や「かりそめの姿」というと、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。「仮初めの恋」は、すぐ終わってしまうような恋。「仮初めの姿」は「その場しのぎ・一時的な姿」という意味になります。「仮初め」の漢字は当て字だと言われていて、元々は「仮染め」や「仮様(かりさま)」と、表記されていたのだそう。

晦ます=くらます

「晦ます」は「くらます」と読みます。「見つからないように姿を隠す・人の目を盗む・行為や事実をごまかす」という意味で、「彼は行方を晦ました」このような使い方をします。「大晦日」にも使われている「晦」は、月が満ち欠けする様子を表す言葉。月が隠れることを指し、暗い・見えなくするという意味をもつのだそう。

難読漢字を覚えて活用しよう!

知っている漢字でも送り仮名が変わると、読み方がわからなくなってしまいますよね。日常生活でもビジネスシーンでも使われる言葉なので、しっかり覚えて活用できるようにしてくださいね♡

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