LIFESTYLE
2020.11.12
「出生」=「しゅっせい」じゃない…?間違えて読まれやすい《難読漢字》4選
「出生」=「しゅっせい」でもいい?
「出生」は「しゅっしょう」と読みます。人がうまれるという意味で、「出生届を出す」「出生率が低い」このような使い方をします。読み間違えやすい「しゅっせい」は、慣用読みと呼ばれる読み方になります。多くの人が「しゅっせい」と読むようになったため、本来は「しゅっしょう」でしたが、現在はどちらでもよいとされています。少しややこしいのですが、役所では「しゅっしょう」、法律や病院では「しゅっせい」と読むことが多く、業種によっても読み方に違いがあるようです。
「境内」=「きょうない」ではない
「境内」は「けいだい」と読みます。神社や寺院の敷地内を意味する言葉で、聖域とされている境内は、結界によって区域されている場所です。神社の場合は入り口に鳥居があり、境内を「神域(しんいき)」と呼び、境内の中にある庭園は「神苑(しんえん)」と呼ばれています。お寺の場合は門が建てられ、境内を「寺内・寺中・山内」と呼びます。
「灰汁」は「はいじる」ではない
「灰汁」は「あく」と読みます。野菜や肉を煮たときに、浮き出てくる濁ったもののことで、「料理をおいしく作る秘訣は、丁寧に灰汁をとること」という使い方をします。「灰汁」には、くせのある性格・扱いにくい性格・なじみにくい強い個性を指す意味もあり、「灰汁の強い人だね」このような使い方もされています。反対に「灰汁が抜けたね」は、穏やかになる・丸くなる・当たりが柔らかくなるなど、褒め言葉として使われています。
「遊説」=「ゆうせつ」ではない
「遊説」は「ゆうぜい」と読みます。自分の意見・主義・主張を説いてまわるという意味で、「選挙期間中は、精力的に地方遊説が行われる」このような使い方をします。選挙に関する内容と一緒に使われることが多い漢字です。「遊」という文字が使われていますが、ここでは「遊ぶ」を意味する言葉ではなく、「歩き回る」という意味になります。
覚えておきたい意外と使う難読漢字
紹介した4つの難読漢字、正しく読むことができましたか?読み間違えやすい漢字ばかりですが、意外と日常会話にも出てくるので、この機会にぜひ覚えておいてくださいね。
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