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2020.11.11

「具に」=「ぐに」じゃない…?読めそうで読めない《難読漢字》4選

「具に」の読み方って「ぐに」じゃないの?簡単そうで意外と難しい、難読漢字を集めてみました。「具に」「与する」「咲く」「滾る」いくつ読めるか挑戦してみましょう。

「具に」=「つぶさに」

「具に」は「つぶさに」と読みます。完全に・充分に・徹底的に・詳細なこと、という意味で「会議の内容を具に報告する」「好きな女性を具に見ていた」このような使い方をします。類義語には、「詳しく」や「詳細」があげられます。「具」は音読みで「ぐ」と読むので、「ぐに」と言いたくなってしまいますが、正しくは「つぶさに」なので間違えないように気をつけてくださいね。

「与する」=「くみする」

「与する」は「くみする」と読みます。仲間になる・味方する・関与するという意味で、「彼女の提案に与する」「Aチームに与する」このような使い方をします。個人や組織の考え・意見に賛成し、仲間に加わるという意味で使われている言葉です。「組する(くみする)」と書くこともありますが、本来の表記ではないため、「与する」こちらを覚えておいた方がよいでしょう。

「咲う」=「わらう」

「咲う」は「わらう」と読みます。「わらう」というと「笑う」この漢字が思い浮かびますが、「咲う」は「笑う」の古字で、今はほとんど使われていない漢字になります。昔は「花が咲くこと」を比喩して、「花が咲く(わらう)」と表現されていたそう。笑うと花が咲いたように、周りの雰囲気が明るくなることから「咲く」という漢字が使われていたのかもしれませんね。

「滾る」=「たぎる」

「滾る」は「たぎる」と読みます。この漢字は、水が煮え立つ・水が勢いよく流れる・気持ちが湧き上がる、という3つの意味があります。「滾」が使われている四文字熟語に、「濁流滾々(だくりゅうこんこん)」という言葉がありますが、これは水の勢いが増して盛んに流れる様子を意味します。「滾る」は方言でも使われている言葉で長崎や熊本などでは、熱くなる・沸騰するという意味で、「お湯が滾る」「煮え滾る」このような使い方をされています。

読めたらスッキリする難読漢字

簡単な漢字なのに、読めないとモヤモヤしちゃいますよね。正しく読めるとスッキリするので、この機会にぜひ覚えておいてくださいね。

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