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2020.10.30

「青丹」=あおたん…?読めたらスゴイ!《色の難読漢字》4選

これって何色?読めたらすごい「色の難読漢字」をまとめてご紹介。なんとなく想像できる色、全然わからない色、読み方と色を当ててみて♡

青丹=あおに

「青丹」は「あおに」と読み、昔から眉墨などの顔料・化粧料に使われた、青粘土色を指します。「青」という漢字が使われていますが、実際は緑に灰色をミックスしたような色。「丹」は土色を意味する漢字で、もともとは「青土」と書いて「あおに」と読んでいたそうです。ちなみに「青丹よし」とは、奈良にかかる枕詞として使われている言葉です。

褐色=かっしょく・かちいろ

「褐色」は、「かっしょく」「かちいろ」のふたつの読み方があります。「かっしょく」は、ダークブラウンやコーヒーの色のような、黒みがかった茶色のこと。紺色よりも濃く黒みがかった藍色を「かちいろ」と言います。本来「褐色」は、濃い藍色の「かちいろ」を指していましたが、現代では音読みで「かっしょく」と読み、黒みがかった茶色を指すときに使われることが多い漢字です。

承和色=そがいろ

「承和色」は「そがいろ」と読みます。少し白っぽくくすんだ黄色を指す「承和色」は、仁明天皇が黄色い菊をとても好まれたことにちなんだ色なんだそう。仁明天皇在位の年号である「承知(じょうわ)」が語源で、「承知(そが)」は「じょうわ」が転じた読み方なので、「承知色=じょうわいろ」と読むこともあります。仁明天皇が菊好きだったことから、「承和菊」という黄菊の異称も。

虫襖=むしあお

「虫襖」は「むしあお」と読みます。青みがかった緑に黒をミックスしたような、濃く深い緑色を指す漢字で、別名「夏虫色」とも呼ばれています。玉虫のはねにちなんだ色で、襲という古代の衣服では表は青みがかった黒、裏は青みのある紫を重ねてその色を表現していたそうです。昔は空や海の色を表す青と、緑色の草木を表す青があり、「虫襖」は後者になります。

知っているとすごい!色にちなんだ難読漢字

色にちなんだ漢字は難しいですが、「この色は虫襖(むしあお)だよ」なんて言えると素敵ですよね♡はっきりとしない色って、なんと表現すればいいかわからないことも多いと思いますが、それぞれちゃんと色に名前がついているので、この機会に覚えてみてくださいね。

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