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2020.10.27

「安分守己」=「やすわけまもりおのれ」…?四字熟語の《読み方と意味》を解説!

みなさんは、「安分守己」という四字熟語を目にしたことがありますか?読み方が難しい”難読漢字”でもあり、漢字を見るだけでは意味もすぐには分かりませんよね。今回は、「安分守己」の読み方と意味を併せてご紹介します♪これを機に覚えてみてくださいね。

「安分守己」の読み方は…?

「安分守己」は、「あんぶんしゅき」と読むのが正解です!日常会話で使われる漢字は訓読みが多いのに対して、熟語などでは音読みが使われていることが多いです。「安分守己」は、4つの漢字をすべて音読みで読みます。「安心(あんしん)」の「あん」、「分裂(ぶんれつ)」の「ぶん」、「守備(しゅび)」の「しゅ」のように、こちらの3つは普段でも音読みで見かける漢字ですね。「おのれ」と読むことができる「己」の音読みは、「キ・コ」になります。

「安分守己」ってどういう意味?

「安分」には”自分の身の程をわきまえる”や”おのれの分に案ずる”という意味があり、「守己」には”自分の身を守り、慎むこと”という意味があります。「安分守己」は「ぶんにやすんじおのれをまもる」と読み下します。つまり、”身の程をわきまえて高望みをせず、自分のなすべきことに忠実な生き方をすること”という意味を持った四字熟語なんです。

「安分守己」の使い方

たとえば、いつも高望みをして身の程をわきまえず、自分のなすべきことをしていない人がいるとします。その人に身の程をわきまえ、なすべきことに忠実になった方がいいとアドバイスするときに「安分守己を大切にするべきだ」と一言で表すことができます。「安分守己」は良い様にも悪い様にも使うことができます。たとえば、努力をしないことを高望みをしない忠実な生き様だと言い訳に使っている人のことを、「あの人は安分守己を言い訳にしている」の様に使うことができます。

似た意味の四字熟語

「安分守己」に似た四字熟語で、「知足安分」というものがあります。こちらは「ちそくあんぶん」と読むことができます。”高望みをせず、自分の境遇に満足すること”という意味があり、”高望みをしない”という部分が共通しています。”生き方”という行動を表す「安分守己」と違い、”満足している”という気持ちを表す四字熟語です。

四字熟語を知っていたらかっこいいかも…♪

ちょっとしたやり取りの中でも、四字熟語を使って表現できたらなんだかかっこいいですよね。意味や読み方が難しいものが多く覚えるのは大変ですが、これを機に「安分守己」を覚えてみてくださいね。

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