LIFESTYLE
2020.10.23
「為人」=「ためひと」…?意外と読めない《漢字》3選
「為人」=「ためひと」ではない
「為人」の正しい読み方は「ひととなり」です。その人が生まれ持った性質・気性などを表す言葉で、「あの子は穏やかな為人で、怒っているところを見たことがない」このような使い方をします。「為人」はプラスの意味で使うことが多く、マイナスな意味で使われることはほとんどありません。類義語には「人柄」「天性」「気質」「性質」などがあげられます。
「真面」は「まめん」ではない
「真面」の正しい読み方は「まとも」です。まっすぐに向かい合う・駆け引きをしない・まじめ・正当という意味があり、「まおもて」「まがお」とも読みます。「西日を真面にうけて眩しい」「悪い癖を直して真面な人間になりたい」このような使い方をします。「まとも」は「真面」以外に、「正面」「真艫」という漢字も使われています。船尾の正面や後方から吹く風のことを「真艫」といい、真後ろから風が吹くと船がまっすぐに進むということから、「真艫」=「まとも」と言われるようになったそう。
「直向き」は「じかむき」ではない
「直向き」の正しい読み方は「ひたむき」です。ひとつのことに熱中する・忍耐強く一生懸命打ち込むという意味があり、「仕事に対する直向きな姿勢を尊敬する」このような使い方をします。まっすぐにを表す「直」と、関心が向かうを意味する「向き」を合わせた、「まっすぐに心を向ける」が語源となり、「直向き(ひたむき)」と言うようになったそう。「直」という漢字は、「じか」や「ちょく」と読んでしまいがちですので、間違えないように注意してくださいね。また「ひたむき」を使うときは同じ意味を持つ、「ひたすら」にも言い換えることができると覚えておきましょう。
意外と読めない漢字を克服しよう!
「為人(ひととなり)」「真面(まとも)」「直向き(ひたむき)」3つの漢字を紹介しましたが、いくつ読むことができましたか?会話では使う言葉でも漢字になると、意外と読み方が難しいので、この機会に覚えておいてくださいね。
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