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2020.10.23

「小火」=「こび」…?意外と読めない《小がつく漢字》3選

「これってどう読むんだっけ?」意外と難しい「小」がつく漢字をまとめました。「小火」「小魚」「小豆」いくつ正しく読むことができますか?

「小火」=「こび」ではない

「小火」の正しい読み方は「ぼや」です。小さな火事・ごく一部だけの火事・大きくなる前に消し止められた火事という意味で、「小火(しょうか)」とも読まれています。「昨夜、近くで小火騒ぎがあった」このような使い方をし、「小火」に対して焼失面積や、被害が大きな火災は「大火(たいか)」と表現されます。また、近所で起こった家事は「近火(きんか)」といい、直接の被害はないが、近所の火災で迷惑を受けた人へのお見舞い金を「近火御見舞」といいます。

「小魚」=「こざかな」ではない

「小魚」の正しい読み方は「いさな」です。漢字の通り、小さな魚・雑魚(ざこ)という意味で「今日は小魚がたくさん釣れた」このような使い方をします。「小魚」は「いさな」以外にも、「こざかな」「こうお(を)」とも読まれ、「細小魚」と表記することもあります。反対に大きな魚を指す場合は、「大魚(たいぎょ)」という漢字が使われます。「小魚(いさな)」の同音異字として、磯の近くに住む魚を意味する「磯魚」、クジラの古名を意味する「勇魚」という漢字もあります。

「小豆」=「おまめ」ではない

「小豆」の正しい読み方は「あずき」です。「こまめ」と読むこともありますが、「あずき」と読むのが一般的で、別名「小豆(しょうず)」とも呼ばれています。「小豆(あずき・しょうず)」に対する言葉として「大豆(だいず)」があげられます。小さくて赤褐色の豆が「小豆(あずき)」、大きくてクリーム色の豆が「大豆」と覚えておくといいですよ。ちなみに香川県にある「小豆島」は、「しょうどしま」と読みます。

覚えておきたい「小」のつく漢字

「小火(ぼや)」「小魚(いさな)」「小豆(あずき)」いくつ読むことができましたか?「小」はちいさいものや出来事を指すときに、使われている漢字だということがわかりました。知っていると便利なので、この機会にぜひ覚えておいてくださいね!

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