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2020.10.16

「さらさらえぼ」って何かの呪文?いいえ実は方言なんです《宮城編》

「さらさらえぼ」って呪文みたいだけど、どんな意味なの?ヒントは寒いときに出るアレ!今回は宮城県の方言をピックアップしてご紹介します♡特徴的な方言がたくさんあるので、意味を知るとおもしろいですよ。

さらさらえぼ=鳥肌

「さらさらえぼ」は、「鳥肌」という意味の方言です。ほかにも「さらさらいぼ」「さむさいぽ」「さらいぼ」「さむさむいぼ」などと言われていて、同じ宮城県でも微妙に言い方が異なるようです。「鳥肌」という言葉は全国各地におもしろい方言があり、関東では「鳥肌」ですが、関西では「さぶいぼ」、名古屋では「さむぼろ」、島根では「ぞんぞがさばる」、沖縄では「ひいぶるだっちゃー」このような言い方をしているそうですよ。

おれさま=雷

「おれさま」は「雷」という意味の方言です。標準語の「俺様」とは全く違う意味で、「雷なったよ」を宮城県の方言にすると「おれさまなったど」と言います。語源は「お雷(らい)さま」からきていて、「おらいさま」「おれいさま」「おれさま」と変換していったという説がありますが、現在は宮城県の人でもあまり使わない方言なんだそう。

けさいん=○○してください

「けさいん」は、「○○してください」という意味の方言です。「食べてけさいん」は「食べてください」、「来てけさいん」は「来てください」という意味になります。「けさいん」をもう少しカジュアルに使うときは、語尾に「けろ」をつける言い方をします。何かをして欲しいとお願いするときの「○○してくれ」は、宮城県の方言にすると「○○してけろ」となります。

きかっと=きちんと

「きかっと」は、きちんと・整然という意味の方言で「きたっと」とも言われています。「きちんと箱に詰めて」を宮城県の方言にすると、「きかっとはごさつめさえ」という言い方になります。「きかっと」と似ている意味の方言として、丁寧に・きちんとを指す「までえに(までえぬ)」「までに(までぬ)」ものもあります。

宮城県の方言をマスターしよう!

東北地方である宮城県は「ズーズー弁」と言われる音を使ったり、標準語に比べるとイントネーションがなだらかで、語尾に向かって抑揚するという特徴があります。特徴を押さえながら発音してみると、宮城県の方言も上手に喋ることができるのではないでしょうか♡

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