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2020.10.12

「いまどげおいか?」って何…!?難しすぎる《鹿児島》の方言

「いまどげおいか?」ってどんな意味?難解すぎると言われている、鹿児島の方言をご紹介します。由来や意味も合わせてチェックしてみてくださいね。

「いまどげおいか?」ってどんな意味?

「いまどげおいか」は「どげ=どこ」「おいか=いるの」で、「今どこにいるの?」という意味になります。「いまどげおいか」は鹿児島県南九州市にある、頴娃(えい)町で話されている方言「頴娃弁」です。鹿児島弁は日本の方言の中でも、難解な言葉として知られていますが、頴娃弁は特に難しいと有名な方言です。同じ鹿児島県の人でもわからないほど独特で、他県の人が聞いたら「暗号みたい」「外国語話しているみたい」と思われるそう。

鹿児島の頴娃弁の特徴は?

頴娃弁は、言葉に濁点が多いのが特徴です。「かきくけこ」「たちつてと」は、「ガギグゲゴ」「ダヂヅデド」と発音します。「外」は「そど」、「起きない」は「おぎらん」となります。頴娃弁でなんと言っているか聞き取りたければ、まず頭の中で濁音を清音に変換してみるといいですよ。発音以外にも、頴娃弁は男女で使い方の差がないのも特徴です。女性が話すと強い言い方に聞こえるかもしれませんが、方言なので安心してくださいね。

頴娃弁にはまだまだ難しい言葉がたくさん!

頴娃弁は「いまどげおいか」以外にも、難解な言葉があります。「わげっ」は「分けて」、「がっちゅうんまかど」は「とても(がっちゅうん)おいしい(うんまかど)」。驚いたときに使う「あべっ・あよっ・あべー」という、おもしろい発音の言葉もあります。

頴娃弁の由来は?なんでこんなに難しいの?

頴娃弁の由来は諸説あり、頴娃地域は密貿易の港だったからという説があります。外国とのやりとりを幕府の役人に知られないようにするために、現在の頴娃弁に当たる独自の言葉が使われるようになったのではないかと言われています。頴娃弁は発音やイントネーションが韓国語によく似ている方言としても有名ですが、共通するのは「鼻音化」。鼻にかかる独特な発音で聞き取りにくいのも、頴娃弁が難しいと感じる理由です。

頴娃弁っておもしろい!

日本でも有数の難解方言と言われている、鹿児島県の「頴娃弁」。意味がわかると親しみを持つことができるので、ぜひ覚えてみてくださいね。

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