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2020.10.12

「普く」=「ふく」…?読めそうで読めない《難読漢字》3選

「普く」ってなんて読むの?読めそうで読めない、難読漢字を3つピックアップしました。スラスラ読めたらすごい!そんな漢字を意味と合わせてご紹介します。

「普く」は「ふく」?

「普く」の正しい読み方は、「あまねく」です。全体・広く・すみずみまで行き渡っているという意味で、「まわりに普く知れ渡る」このような使い方をします。「あまねく」には同じ読み方で同じ意味をもつ、「遍く」という漢字もあります。このふたつの漢字の使い分け方は明確に決まっておらず、どちらを使用しても間違いではありません。仏教用語や古典文学には「遍く」、明治時代以降の文学では「普く」と表記されることが多いと、覚えておくといいでしょう。

「肯く」は「そむく」?

「肯く」の正しい読み方は、「うなずく」です。肯定・承諾・同意して、首を下に動かす様子のことで、「部下の提案に肯く」「母の話を肯きながら聞いた」このような使い方をします。「うなずく」には「肯く」のほかにも、「頷く」という漢字があります。意味は同じですが、一般的によく使われているのは「頷く」です。また「肯く(うなずく)」という漢字は、「背く(そむく)」によく似ているので、間違えないように注意してくださいね。

「況や」は「きょうや」?

「況や」の正しい読み方は、「いわんや」です。「況」という漢字は、音読みで「きょう」訓読みで「いわんや」と読み、いうまでもなく・なおさら・ましてやという意味があります。古文単語として使われ、書き言葉では「況や〜をや」「況やに〜おいてをや」このような使われ方をしています。「況や」の「や」は反語を意味し、日常会話になおすと「美人なあの子でも合格できなかったから、況や私には絶対無理だ」このような使い方になります。

難読漢字をスラスラ読めるかっこいい女性になろう!

「普く(あまねく)」「肯く(うなずく)」「況や(いわんや)」、3つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ正しく読めましたか?難読漢字をスラスラ読めるとかっこいいですよね。特に「況や」は普段滅多に使わない言葉なので、知っていると「すごい!」と思われますよ♡

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