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2020.10.12

「押印」ってよく見るけど読み方わかる?《知っておきたい漢字の読み方》3選

書類でよく目にする「押印」ってなんと読むか知っていますか?「よく見るけど読み方がわからない…」そんな漢字を3つ厳選してご紹介します。「押印」「逝去」「相殺」あなたはいくつ正しく読むことができますか?

「押印」は「おしいん」ではない

「押印」の正しい読み方は、「おういん」です。ハンコを押すという意味で、「押印をお願いします」このような使い方をします。「押印」には、同じ意味をもつ「捺印(なついん)」という言葉もあります。印刷された名前や、印鑑を使って押された名前を指す「記名」に、ハンコを押すときは「押印」。本人が手書きした氏名である「署名」にハンコを押すときは「捺印」。このような使い分けをします。「捺印」の方が法的効力があるため、契約書など重要度の高い書類には「(署名)捺印」、低い書類には「(記名)押印」が使われるのが一般的です。

「逝去」は「いきょ」ではない

「逝去」の正しい読み方は、「せいきょ」です。人が亡くなる・死ぬという意味で「ご逝去されました」と、尊敬の念・敬意を込めて表現するときに使われる言葉です。「逝去」は他人の死に対して使われる言葉で、身内に対しては使いません。身内には同じ意味をもつ言葉、「死去」「永眠」「他界」が使われます。また「逝去」の「逝」を使った、「急逝(きゅうせい)」という言葉もあります。突然・急に亡くなるという意味で、逝去と違い間柄を問わずに使用できるため、「昨日急逝しました」と身内にも使うことができます。

「相殺」は「そうさつ」ではない

「相殺」の正しい読み方は、「そうさい」です。差し引いて帳消しにするという意味で、「お金の貸し借りを相殺する」このような使い方をします。「相殺」は「そうさつ」と、読み間違える人も多い漢字です。「殺」という漢字は、そぐ・へらすという意味で使うときは「殺(さい)」と読み、ころすという意味の場合は「殺(さつ)」と読みます。「相殺」を「そうさつ」と読む場合は、「殺し合う」という全く別の意味になってしまうので、注意してください。

これでもう恥ずかしくない!

今回紹介した3つの漢字は、ビジネスシーンや日常生活でも出てくる言葉です。言葉は知っているけど、漢字になると読めなかった人も、意外と多いのではないでしょうか。恥ずかしい思いをしなくていいように、ぜひ覚えておいてくださいね。

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