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2020.10.07

「殺ぐ」=「さつぐ」…?読めそうで読めない《難読漢字》3選

「殺ぐ」ってなんと読むか知っていますか?「さつぐ」ではありません。今回は読めそうで読めない、難読漢字を3つ厳選してご紹介。知っておくとためになる漢字をチェックしていきましょう。

「殺ぐ」は「さつぐ」ではない

「殺ぐ」の正しい読み方は「そぐ」です。「殺ぐ」には、刃物で先端や突き出た部分を切り落とす、勢いや興味などを奪う、簡単にする・省略する、このような意味があります。「殺ぐ」の別の書き方として「削ぐ」という漢字もありますが、意味は同じで使い分け方も明確ではないため、ひらがなで「そぐ」と表記されることが多いようです。「竹を殺ぐ」「緊張を殺ぐ」このような使い方をします。

「敵う」は「てきう」ではない

「敵う」の正しい読み方は「かなう」です。可能である・そうすることが許されるという意味や、匹敵する・対抗する、などの意味があります。「敵う」という漢字は、後に打消しの表現を伴い「勝つことができない」というときに使います。「この天候ではキャンプは敵わない」「やっぱり母には敵わない」、このような使い方をします。「敵う」の同訓異字には、「叶う」と「適う」が挙げられます。「叶う」は、思い通りになる・望んだことが実現する、「敵う」は、当てはまる・適合するという意味があります。それぞれの「かなう」の意味に合わせて、漢字を使い分けましょう。

「労る」は「ろうる」ではない

「労る」の正しい読み方は「いたわる」です。「労」という漢字は「尽力して働く」ということを指すため、「労る」には「相手の苦労や頑張りを慰める・感謝する」という意味があります。こどもや病人など立場が弱い人に対する、同情の気持ちや親切にするという意味も込められているため、「患者を労る」「老人を労る」このような使い方をします。同義語として「労う(ねぎらう)」という言葉もあります。「労う」は同等または目上の人が目下の人に対して、感謝やお礼の気持ちを述べる、贈り物をするなどの具体的な行動が伴うときに使います。

難読漢字を覚えよう!

「殺ぐ(そぐ)」「敵う(かなう)」「労る(いたわる)」、3つの難読漢字を紹介しましたが、いくつ読むことができましたか?聞いたことはあるけど漢字で表記されると、意外と読み方が難しいですよね。この機会にぜひ覚えてくださいね。

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