LIFESTYLE
2020.10.06
「なんぼほんずねぇな」って何…!?難しすぎる《青森》の方言
青森の方言は3種類
日本全国色んな方言がある中でも、聞き取りが特に難しいと言われている青森の方言は、大きく3種類に分けられます。津軽地方で話される言葉で語調がやや強い「津軽弁」、津軽弁に比べて柔らかい話し方をする「南部弁」、青森県下北半島で話される「下北弁」です。今回は青森の方言の中でも、難解と言われている「津軽弁」について詳しく解説します。
津軽弁はフランス語に似てる?
独特な言い回しと訛りが特徴的な津軽弁は、他県の人が聞くと外国語を話しているように聞こえ、津軽弁を使ったCMが流れたときは「フランス語に聞こえる!」と話題になりました。どちらも口をあまり開けずに発音する津軽弁とフランス語。発音だけでなくアクセントも似ているのだそう。
「なんぼほんずねぇな」ってなに?
「なんぼほんずねぇな」は、津軽弁で「ほんとうに(なんぼ)どうしようもないね(ほんずねぇな)」という意味です。「ほんずねぇ・ほんつけねぇ」は「常識がない・間抜け・浅はかな」という意味もあり、親が子どもを叱るときや、人を小馬鹿にするときに使われています。「あの人、どうしようもないね」を津軽弁に直すと、「あの人ほんずなきゃー」となります。
津軽弁は難解すぎる言葉がたくさん!
津軽弁には「なんぼほんずねぇな」以外にも、難しい言葉がたくさんあります。「あだまさくるじゃ」は「頭にくる!」、「かちゃくちゃする」は「イライラ・ムカムカする」という意味。もっと怒ったときは「きまやげる」と言います。これは「頭にくる・イライラする・むかつく」などの感情が全部合わさった方言。「わった好き(すごく好き)」や「好きだじゃー(好きだよ)」というような、かわいい津軽弁もありますよ。
青森の方言(津軽弁)は奥深い!
普段使っている各地域の方言や、標準語と比べていかがでしたか?方言を知っていると、まだ行ったことのない土地のことも、少し知ることができたような気持ちになれますよね。津軽弁は発音やアクセントが難しくて、日本の中でも難解な方言として有名なので、この機会にぜひ覚えてみてください♡
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