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2020.9.25

「かんます」ってどういう意味…?ヒントは料理中にする動作!難しい方言【群馬編】

みなさんは、「かんます」という言葉の意味を知っていますか?地元が群馬県やその周辺の人ならわかりますよね♪実はこの言葉、群馬の方言なんです。群馬の方言の中でも難しい4つをピックアップしてみました!知っていれば話のネタとしてもおもしろいですよ♡

「かんます」

「かんます」は料理中にする動作のことで、「かき混ぜる」という意味なんです!「卵をかき混ぜる」を「卵をかんます」と使うことができます。なんと、ドリンクを混ぜるときに使う「マドラー」のことを、「かんます棒」と言うみたいです!「かき混ぜる」に共通しているのは「か」だけなので、これは結構難易度が高いですね。群馬県だけではなくその周辺の福島県や宮城県などでも、東日本なら「かんます」は通じる土地が多いようです。

「なっから」

こちらは群馬県吾妻(あがつま)群の「あがつま語」という方言で、「なっから」は「ずいぶん、たくさん」という意味なんです!進行状況が「かなり進んだ」ことを、「なっから進んだ」と使うことができます。「なっから」は「なから」と少し省略して使われることもあります。この方言は原型がまったくないので、想像だけでは意味がわからない難しい方言ですね。

「ぶちゃる」

「ぶちゃる」は、「捨てる」という意味の方言です。何かをする意味で使う言葉だということは想像がつきますが、一体何のことかサッパリ想像がつかないですよね。たとえば、「ゴミを捨てる」ことを「ゴミをぶちゃる」という風に使われます。「ぶちゃーる」や「ぶっちゃる」という風に言われることもあり、場所によっては「うっちゃる」と言う土地もあるみたいです。「うっちゃる」だと「売ってしまう」と勘違いしてしまいそうですね。また、「ぶちゃる」に似た方言があり、新潟県では「捨てる」ことを「びちゃる」と言います。

「めっかる」

こちらは想像できた人もいるのではないでしょうか。「めっかる」は「見つかる」という意味です!群馬でも使われていますが、実は山梨県の「甲州弁」なんです。甲州弁の中には群馬県でも使われているものがいくつかあります。「めっかる」に近い言葉で、「探す」を甲州弁で「めっける」と言います。「めっかる」と「めっける」はセットのような印象ですが、群馬県では「探す」ことは「さかねる」と言うんです。

知らない言葉がたくさん!だから方言はおもしろい

ちょっとした話題や実際にその土地を訪れたときにも、その地方の方言を知っていると楽しみが広がりますね。地方に行けば行くほど、意味が想像できないような難しい方言がたくさんありますよ。

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