LIFESTYLE
2020.9.18
「潦」ってなんて読む…?読めたらスゴイ!《さんずいの難読漢字》
「潦」ってどう読む?
さんずいの「潦」という漢字は、「にわたずみ」と読むのが正解です!「にわたずみ」という読み方は訓読みで、音読みでは「ロウ」と読むことができます。1つの漢字で、ひらがな5文字の読み方をするとは驚きですよね。実は、「潦(にわたずみ)」は万葉集などでも登場する古語なんです。そんな「潦(にわたずみ)」を読むことができる人は、知的な印象で素敵ですよね。それでは、「潦(にわたずみ)」とは一体どんな意味なのでしょうか?
「潦」ってどんな意味?
「にわたずみ」と読むことができる「潦」は、名詞として使われています。「潦」は、”降った雨が地上にたまり、流れる水”という意味です!その意味をもつ名詞として、短歌など古い作品で登場する趣ある言葉なんです。万葉集に記されている「はなはだも降らぬ雨故にはたずみ いくな行きそ人の知るべく」というというものがあります。”それほど雨が降っているわけでもないのに、そんなにたくさんの水、流れないで”という意味で、”頻繁にあっているわけではないのにそんなに噂をしないで”という気持ちを綴った歌だと考えらえています。
「潦」の読み方はほかにも
「潦」は、「にわたずみ」のほかにも「あがあめ」と読むことができます。意味はそのまま「おおあめ」であり、ながあめという意味もあります。
「潦」の使い方
「潦」を使った言葉で、「早潦」があります。こちらは「潦」を音読みして「カンロウ」と読むことができます。そして、「潦」は「行潦(にわたずみ)」という書き方もできます。どちらも紹介した「潦」と同じ意味になります。日常生活で使うシーンはなかなかありませんが、雨が降ったことによって溜まって流れる水があれば、「この雨でできた潦」と表現することができます。
これであなたも博識さん♪
「にわたずみ」と読む「潦」は、とても趣のある言葉でした。短歌が好きな人は、また違う観点から興味が湧いたのではないでしょうか?普段使うことがなくても、知識というものは荷物になりません。これを機に覚えてみてくださいね。
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