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2020.9.18

「滓」ってなに…?読めたらスゴイ!《さんずいの難読漢字》

みなさんは、「滓」という漢字の読み方はわかりますか?「滓」を使った言葉で「残滓」という言葉があります。こちらも見たことがない人にとっては難読漢字ですよね♪それでは早速、気になる「滓」の正しい読み方をチェックしていきましょう!

「滓」ってどう読むの?

さんずいに宰と書く「滓」の読み方は、「かす」が正解です♪「かす」という読み方は訓読みで、「滓」の訓読みはもうひとつ「おり」という読み方ができます。音読みでは「シ」、「サイ」と読むことができます。「滓」という漢字は「残滓」や「鉱滓」などで見かけますが、これらの熟語を読むときは「ざんし・ざんさい」、「こうさい」のように音読みをします。訓読みで「かす」と読むときは、「滓」の一字のみで使われることが多いです。

「滓」ってどんな意味?

「滓(かす)」には、いくつかの意味があります。ひとつは、日常でも使うシーンがある「残りカス」という意味です。液体を濾した後や、液体が入った容器の底に沈殿したものを指します。また、何かを取り除いて残ったもの(好きなものだけ食べて残したものなど)のことでもあります。ほかには、何かを罵倒するときに「カス」という言葉が使われることがあるように、下等なものや役に立たないつまらないものという意味もあります。

「滓」を使った言葉

先に紹介した、「滓」を使った言葉の「残滓」と「鉱滓」の意味を解説します。「残滓(ざんし・ざんさい)」は「滓(かす)」と同じ意味合いで、残りかすや何かを取り除いて残ったものという意味になります。「鉱滓(こうさい)」はスラグとも呼ばれ、金属精錬のときに溶かした鉱石から浮かび上がってくる非金属のことです。

「滓」の使い方

会話のやり取りを思い浮かべると、「残りかす」という言葉は普段から使うことがありますよね。たとえば、豆を挽いてコーヒーを淹れるときには多少の粉末が液体と共に落ちます。コーヒーを飲み干して底に粉末が溜まっていたとき、「コーヒーの残りかす」と表現できます。「滓」という漢字で想像すると難しく感じますが、「コーヒーの残りかす」は「コーヒーの残り滓」と漢字で書くことができるということです。また、「残り滓」を「残滓」に置き換えてそのまま同じように使うことができます。

難読漢字が読めるとカッコいい♪

今回紹介した「滓」は、実は口語では日常でも使われている言葉でした!漢字になると意味も一気に難しく感じてしまいますよね。これを機に覚えてみてください。

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