LIFESTYLE
2020.9.09
「東山」=「ひがしやま」じゃない…?読めたらスゴイ!《沖縄の地名》
沖縄の地名「石川東山」の正しい読み方は?
そのまま「ひがしやま」と読んでしまいそうな「石川東山」の「東山」は、「あがりやま」と読むのが正解なんです♪「東」を「ひがし」と読まずに「あがり」と読むのは、沖縄の方言なんです!「石川」はそのまま「いしかわ」と読むので、「いしかわあがりやま」と読みます。そして、「東」を「アガリ」と読むのにはハッキリとした由来があるのです。その由来とは一体何なのでしょうか?
「東」を「アガリ」と読む由来
沖縄の方言である「うちなーぐち(沖縄語)」では、東西南北(とうざいなんぼく)のすべてが初めて聞く人には驚きの読み方なんです。「東」は「アガリ」、「西」は「イリ」、「南」は「フェー(一部ハェーやペーなどの地域もあるようです)」、「北」は「ニシ」と読むそう。このことから、「東山」が「あがりやま」と呼ばれているんです。「東」が「アガリ」というのには理由があります。それは、太陽がのぼる(あがる)方角が東ということから「東」を「アガリ」と言い、反対に太陽が沈む(入る)方角ということから「西」を「イリ」と言います。「北」を「ニシ」と言うのは、観光に行ったときなどに知っていないと大きな勘違いをしてしまいそうですね。
「石川東山」ってどんな所?
「石川東山」は、沖縄県のうるま市にあります。観光地として有名な那覇市よりも東北の方角にあり、1丁目と2丁目の住所があります。近くにはゴルフクラブの東山カントリークラブがあり、ゴルフをする人なら行ったことがあるかもしれませんね。観光ではあまり行くことのない、沖縄の住宅地です。
沖縄の難読地名
沖縄には「うちなーぐち」もあることで、漢字に詳しいだけでは読むことができない難読地名がたくさんあります。たとえば「保栄茂」は3文字の漢字の地名ですが、なんと「びん」と読むことができます。沖縄の難読地名で代表的なもののひとつです。ほかにも「北谷町」という地名は、「ちゃたんちょう」と読むことができるんですよ。
読めたらスゴイ!沖縄の地名はとても難しいんです
方言が含まれると一気に言葉がわからなくなりますよね。中でも沖縄の言葉はとても独特な響きがあって難しいです。そんな沖縄の地名をサラッと読めたら、ふとしたときに周りに自慢できちゃうかも♪
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