「馬喰町」=「うまぐいまち」…?意外と読めない《東京の地名》

[記事公開日]2020.8.25

「馬喰町」って、なんと読むか知っていますか?東京の地名ですが、意外と読めない人も多いのではないでしょうか?「馬喰町」の正しい読み方や由来を解説します。

「馬喰町」は「うまぐいまち」ではない

「馬喰町」の正しい読み方は「ばくろちょう」で、東京都中央区日本橋の地名です。問屋街として栄えていた隣町の「横山町」に影響を受け、「馬喰町」も問屋街として発展。現在も「横山町」と共に日本最大の老舗問屋街として有名な町です。

由来は馬?

「うまぐいまち」と読んでしまいがちな「馬喰町」は、「由来に恐ろしい秘密が隠されている?」と思った人も多いのではないでしょうか。東京在住でも難しくて読めない難読地名として知られている「馬喰町」は、天正年間にこの地にあった馬場を幕府の博労頭(ばくろうとう)が管理していたことが由来と言われています。そのことから「博労町」と呼ばれるようになり、のちに現在の「馬喰町」に改められました。

由来の「博労」ってそもそも何?

「馬喰町」の由来でもある「博労」とは、牛馬の売買を行う仲介業者のこと。各地から集められた馬や牛を競り落とし転売します。博労は元々中国から伝わった言葉で、「馬の良し悪しを見分ける名人」という意味があります。博労はほかにも、民間の獣医としての意味合いもあったそうですよ。

東京都中央区には難読地名がまだまだある!

東京都中央区には「馬喰町(ばくろちょう)」のほかにも、難読地名があります。「蛎殻町」は「かきがらちょう」と読み、以前は商品先物取引の町として知られていました。「薬研堀」は「やげんぼり」と読み、堀底の形状が薬研のくぼみに似ている、V字型になっていることが由来と言われています。現在の歌舞伎座周辺で旧町名の「木挽町」は「こびきちょう」と読み、江戸時代初期に江戸城大修築に関わる職業、木挽の多くがこの地に住んだことが由来です。

難読地名は由来で覚える

一見何と読むかわからない地名も、由来を知っておくと読み方を覚えやすいですよ。行ったことがないところでも、地名の読み方を知っていると興味も湧いてきます。この機会にぜひ覚えてみてくださいね。

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