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2020.8.25
「東雲」東京江東区にある地名って知ってた…?読めたらすごい!《正しい読み方と意味》を解説
「東雲」という地名、あなたは読めますか?
「東雲」という地名があるのを知っていますか?この東雲に使われている漢字自体はそれほど難しくないですが、東雲がどんな読み方なのか、悩んだことがあるという人も多いと思います。そこで今回は「東雲」の読み方や由来についてご紹介します。
「東雲」=〇〇〇〇が正解!
東雲という地名は「しののめ」と読みます。「ひがしぐも」と読むのは間違いですよ。東京だけでなく、北海道から福岡までいくつもの地名に使われています。北海道の小樽市、函館市、千歳市、上川町、秋田県能代市、長野県小諸市、東京都江東区、愛知県名古屋市、大阪府堺市、茨木市、愛媛県松山市、新居浜市、高知県高知市、福岡県福岡市博多区などで東雲という地名が存在しています。
「東雲」の意味って?
「東雲」とは真っ暗な空に太陽の光が少しずつ差し込み、薄明かりがぼんやり見えてくる光景を意味します。季節によって東雲がみられる時間帯は変わりますが、少し紫がかった雲が見え始めたら東雲となります。また、明け方や夜明けなど、夜が明けるときの早朝の時間帯を示すこともあります。
「東雲」の由来とは?
平安時代から使われてきた「東雲」という言葉。東雲はいわゆる当て字です。本来の言葉は「篠の目」とあらわします。篠とは、山などに生えている笹の葉のひとつで、明かりを入れるためのかごの材料とされていました。笹の葉が交互に編まれたかごのすき間から、ぼんやりした光が零れ落ちるさまと、徐々に明るくなっていく夜明けの空が似ていることが由来だといわれています。また、太陽が差し込むのは東西南北の中でも「東」の方角のため、「東雲」と呼ばれたと考えられます。
読めた人はすごい!「東雲」
「東雲」の読み方や意味を正しく知っておくと、周囲の人に知的なイメージを与えることができますよ。東京の方は比較的「東雲」について知っている人が多いのではないでしょうか。ただ、地名として覚えているよりも、その言葉の背景や由来を知ると、その地に込められた思いまで感じられてとても素敵ですね♡
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