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2020.8.14

「百舌鳥」=100枚舌の鳥?読めたらスゴイ!《正しい読み方と意味》を紹介!

突然ですがみなさんは「百舌鳥」を正しく読むことができますか?一見「えっ!100枚舌の鳥?」と思ってしまうこの漢字ですが、実はかわいい顔をしたあの鳥の名前なんです。今回は、彼らの漢字の由来や生態などに迫っていきます!

「百舌鳥」の正しい読み方とは?

「ひゃくぜつ」とも読めそうなこちらの字ですが、実は「もず」が正解です。ちなみに、「百舌」と書かれていても「百舌鳥」と書かれていても読み方は「もず」です。そして「百舌」というのは鳥の一種で、非常に可愛らしい顔をしているのが特徴。次の項目から、気になるその生態に迫っていきましょう!

「百舌」の見た目にはどんな特徴がある?

百舌は、スズメ目でモズ科の鳥の総称のことを言い、その見た目は茶色をベースとして、背面は灰褐色です。大きさはスズメよりもひとまわり大きいのですが、特有のつぶらな瞳とスマートな体が可愛らしく、私たちにも馴染みのある鳥の一種と言えるでしょう。甲高い鳴き声を発し、たった1羽で自分自身の縄張りを守っています。

「百舌」は肉食?!

一見可愛らしく見えるモズには、硬く強靭なクチバシがあります。そして彼らは昆虫やカエル、ときには小鳥などの小動物をも食べることがあるのです。小さい鳥でもしっかりと捕食者なんですね。自然の厳しさやヒエラルキーなどをひしひしと感じます。

秋は冬のために食糧を捕獲しておく

百舌は秋になると、カエルや昆虫を枝で串刺しにして木に固定させておきます。干からびて「ひもの」のようになった昆虫を見かけたら、それは百舌の仕業です。少し残酷にも思えるこの方法ですが、しっかりと冬のために食糧を確保している百舌の賢明な生き方なんですね。

「はやにえ」で個体の魅力を可視化する

先ほど解説した、餌を木にくくって捕らえておくことを「はやにえ」と呼んでいます。これは単に空腹を凌ぐためだけでなく、メスにモテるための行動でもあるのです。「はやにえ」の量で百舌の個体の魅力は可視化され、子孫を残していきます。

「百舌」を身近に感じよう

今回は「百舌」の読み方と生態について詳しく解説しました。読み方と合わせて彼らを詳しく知ることで、より知識として定着しますよね。ぜひ本記事をきっかけに、「百舌」をより身近に感じていただけましたら幸いです。

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