LIFESTYLE
2020.8.11
「杮」=「かき」じゃない…?読めたらスゴイ!《正しい読み方と意味》を解説
「柿」の正しい読み方は?
果物の「柿(かき)」という漢字は、みなさんも知っていると思います。今回紹介している「杮」という漢字は、「柿(かき)」とは全く違う漢字です。「柿(かき)」によく似た「杮」という漢字は、「こけら」と読むのが正解です!日常会話に出てくることも少なく、「柿(こけら)」と聞いてピンとこない人もいるのではないでしょうか。
「杮(こけら)」の意味は?
「杮(こけら)」は、”木を削った削り屑”、”木の薄板”などの意味を指す言葉です。屋根に使われる薄い木の板のことを「杮板(こけらいた)」と呼びます。みなさんも、「こけら落し」という言葉なら聞き覚えがあるのではないでしょうか?「こけら落し」の「こけら」は、正にこの「杮」なんです!ちなみに「杮落し」は、新しい劇場で一番最初に開かれる公演のことです。
「柿」と「杮」の違いは?
それでは、「柿(かき)」と「杮(こけら)」はどのように見分ければいいのでしょうか?果物の「柿」の場合、漢字の右側は「亠」に「巾」を書いています。一方「杮(こけら)」の場合は、真ん中の縦棒は1本で書かれています。フォントで見分ける際には、「柿(かき)」の場合は漢字右側の縦棒の「亠」の下が途切れています。反対に、その部分に隙間がない方が「杮(こけら)」になります。フォントによって見分けることが困難な場合や、フリーフォントなどでは対応されていない場合もあるので注意が必要です。
「杮(こけら)」の使用例
木を削った削り屑よりも、薄い木の板のことを指して使われることが多いです。たとえば、屋根を作るために使われるスギやヒノキで作られた薄い木板のことを、「杮板(こけらいた)」と呼びます。そのほかには、先ほどお伝えした「杮落し」という言葉で「杮(こけら)」が使われています。
これは自慢できる…!「杮」の正体
「杮(こけら)」という漢字を知る人の割合自体が少ないですが、これほど似ていては見分けるのも大変そうですね。この漢字を読むことができ、違いや意味も知っているあなたはみんなに一目置かれちゃうかも♪
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